ロサンゼルス・レイカーズは、チームの象徴的存在であるレブロン・ジェームズの復帰が近づいていることを発表しました。ESPNのシャムス・シャラニアによれば、右側の坐骨神経痛で離脱していたジェームズは、NBAのGリーグ傘下サウスベイからレイカーズに再合流し、月曜日の練習にフル参加する予定です。リハビリ期間中には複数日の練習と5対5のセッションを完了しており、間もなく23シーズン目を開始する見込みです。
ジェームズ不在でも好調を維持したレイカーズ
殿堂入り確実なジェームズを欠いていたにもかかわらず、レイカーズは今季苦戦していません。日曜日時点で10勝4敗の成績を収め、西カンファレンスで4位につけています。上位には13勝1敗のオクラホマシティ・サンダー、10勝2敗のデンバー・ナゲッツ、8勝3敗のヒューストン・ロケッツが並びます。
この好調の立役者となったのが、ルカ・ドンチッチとオースティン・リーブスです。26歳のドンチッチは最初の10試合でリーグトップとなる平均34.4得点を記録し、早くもMVP候補として名前が挙がっています。リーブスも11試合で平均28.3得点とリーグ10位の成績を残し、ジェームズ不在を見事に埋めました。
両ガードの活躍は目覚ましいものがありますが、西カンファレンスのトップチームと戦うためには、やはり21回のオールスター選出を誇るジェームズの存在が不可欠です。11月12日のサンダー戦では、レイカーズは121-92で完敗を喫しました。ドンチッチはシーズン最低の19得点(20投7成功)、リーブスもシーズン最低の13得点(12投4成功)に抑え込まれ、第三の得点源の必要性が浮き彫りになりました。
ジェームズ復帰がもたらす戦術的多様性
ジェームズが戦列に復帰すれば、レイカーズは待望の第三のオプションとリーグ屈指のパサーを手に入れることになります。昨シーズンの70試合では、平均24.4得点でリーグ13位、平均8.2アシストでリーグ6位にランクインしました。
12月30日に41歳を迎えるジェームズは、復帰直後は多少の鈍りがあるかもしれません。しかし、2024-25シーズンにMVP投票で6位に入った実績が示すように、今季もエリートレベルのプレーを維持するはずです。40歳を超えてなおリーグを代表する選手であり続けることは、彼のキャリアの偉大さを改めて証明するものとなるでしょう。
ドンチッチとリーブスが高いレベルでプレーを続け、そこにジェームズのプレーメイキング能力が加われば、レイカーズのオフェンスは西カンファレンスで最も対策の難しいものになります。三者三様の得点能力とジェームズの状況判断力が融合すれば、相手ディフェンスは常に難しい選択を迫られることになります。
プレーオフを見据えた長期的展望
レイカーズはすでに素晴らしいスタートを切っています。10勝4敗という成績は、ジェームズ不在を考慮すれば驚異的といえるでしょう。「キング・ジェームズ」の復帰により、状況はさらに好転するはずです。
ただし、レギュラーシーズンでの健康管理が鍵となります。ジェームズの坐骨神経痛は再発のリスクがある症状であり、レイカーズのメディカルスタッフは彼の出場時間とスケジュールを慎重に管理する必要があります。23シーズン目を迎える選手にとって、プレーオフでのパフォーマンスこそが最優先事項であり、そのためにはレギュラーシーズンでの適切な負荷管理が欠かせません。
ドンチッチとリーブスの成長は、ジェームズへの依存度を下げることを可能にしました。これはチームにとって理想的な状況です。ジェームズが完全な状態で復帰すれば、レイカーズは西カンファレンスの真の優勝候補として、サンダーやナゲッツと肩を並べる存在になるでしょう。
引用:yardbarker

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