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【NBA】20点リードを溶かしたレイカーズが劇的勝利!ブルックス退場&レブロンFT失敗の波乱を制す

今季屈指のカオスな結末

12月14日、フェニックスで行われたレイカーズ対サンズの一戦は、今シーズンのNBAで最も混沌とした試合の一つとして記憶されることになるでしょう。20点のリードを築きながら終盤に追いつかれ、逆転されながらも最後の最後で勝利をもぎ取る。しかもその間に退場劇やフリースロー失敗、さらには「誰が打つべきだったか」という論争まで巻き起こったのです。

筆者がこの試合を見て感じたのは、レイカーズの勝負強さというよりも「勝ちへの執念」でした。どれだけ自ら苦境を招いても、最終的には結果を出す。これこそがレブロン・ジェームズ率いるチームの真骨頂なのかもしれません。

数字で振り返る激動の第4クォーター

試合は第3クォーター序盤、62-62のタイスコアから動き始めました。レイカーズはそこから驚異の24-0のランを展開し、第4クォーター残り9分30秒の時点でレブロンの3ポイントにより95-77と18点差まで広げます。さらに残り8分40秒には99-79と20点差をつけ、勝利は確定的に見えました。

しかしサンズはここから35-14という怒涛の反撃を開始。そしてディロン・ブルックスがレブロンの顔の前からタフな3ポイントを沈め、残り12.2秒で114-113と逆転に成功したのです。

主要スタッツを見ると、ルカ・ドンチッチが29得点・6アシスト・3リバウンドでチームハイ。レブロンは26得点・4アシスト・3リバウンド・2スティール・2ブロックを記録しましたが、8ターンオーバーと安定感を欠きました。サンズはデビン・ブッカーが27得点、ブルックスは18得点で3ポイント4本中4本成功(7本中)、特に終盤7分44秒で11得点と獅子奮迅の活躍を見せています。

レブロンとブルックスの因縁が再燃

この試合のハイライトは、間違いなくブルックスの退場シーンでしょう。逆転の3ポイントを決めた直後、レブロンがフォロースルーでブルックスに接触。本来ならアンドワンのファウルが吹かれるべき場面でしたが、審判は笛を吹きませんでした。

これに納得がいかないブルックスは立ち上がり、レブロンの胸にわざと体をぶつけます。この行為が「アンスポーツマンライクな接触」および「攻撃的な接近」としてテクニカルファウルを宣告され、これが試合2つ目のテクニカルとなり退場処分に。

ブルックスとレブロンの因縁は有名で、過去にも何度も小競り合いを起こしています。今回もその延長線上にある出来事でしたが、チームにとっては痛恨の退場となりました。逆にレイカーズには命拾いのフリースローが与えられたのです。しかしレブロンはこのテクニカルのフリースローを外し、サンズは1点リードを維持。

ドンチッチが打つはずだった?指揮官発言の波紋

試合後、興味深い事実が明らかになりました。JJ・レディックHCによると、テクニカルフリースローはルカ・ドンチッチが打つ予定だったというのです。「ルカと話して、ルカが打つと思っていた。振り返ったらレブロンがフリースローラインにいて、そのまま打った」とレディックは語りました。

レブロン自身は「俺はただフリースローラインに向かっただけだ。なぜ打たない?ルカが打っても良かったけど。どっちもプレッシャーのかかる場面は経験してる。俺が打って、残念ながら外した。でも最後に取り返した」とコメント。

最終的にはブッカーがレブロンの3ポイントシュートでクローズアウト時にファウルを犯し、レブロンは3本のフリースローを獲得。1本目を外しながらも残り2本を決めて115-114と勝ち越し、グレイソン・アレンの最後のフローターも外れ、レイカーズが劇的勝利を収めました。

今後の展望:レイカーズの課題と可能性

この試合から見えてきたレイカーズの課題は明確です。20点リードを守りきれないクロージング力の欠如は深刻な問題であり、プレーオフを見据えると修正が必須でしょう。特に第4クォーターの35-14というランを許した守備の緩みは看過できません。

一方で、どんな逆境でも最後に勝ちきる精神力は評価に値します。レブロンとドンチッチという二大スターの共存も徐々に形になりつつあり、今後のケミストリー向上に期待が持てます。

サンズにとっては惜しい敗戦でした。ブルックスの感情的な行動がなければ結果は変わっていた可能性が高く、チームとしての規律の問題が浮き彫りになりました。

引用:sports.yahoo

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