エンジェル・リースがUSAバスケットボールのトレーニングキャンプに参加し、その姿勢が話題になっています。「最高になるには、最高の選手と一緒にプレーし、最高の選手を倒さなければならない」という彼女の言葉に、USA Basketballも「Iron Sharpens Iron(鉄は鉄によって磨かれる)」と共感を示しました。
リースの圧倒的なリバウンド力:WNBA史上最高の数字
リースはまだ2年目ですが、すでにWNBAの歴史に名を刻んでいます。ルーキーイヤーの2024年、連続ダブルダブル記録を15試合に伸ばし、キャンデース・パーカーが持っていた12試合の記録を更新しました。
さらに注目すべきは平均リバウンド数です。2024年シーズンは13.1本、2025年シーズンは12.6本を記録しており、これらはWNBA史上1位と2位の数字です。つまり、リースは2年連続でWNBA史上最高のリバウンダーとしてプレーしているのです。2度のオールスター選出も、この圧倒的な存在感の証明といえます。
キャンプで学んだこと:先輩たちから吸収する姿勢
リースはキャンプでの経験について、謙虚に語っています。チェルシー・グレイのパス、ケイリア・コッパーのエナジー、アリヤ・ボストンのポストアップなど、トップ選手たちのプレーを間近で見て吸収しているとのことです。
「この場にいられることに本当に感謝している。多くの人はこのような機会を得られないから」というリースの言葉には、彼女の成長への貪欲さが表れています。派手なパフォーマンスで注目を集めることも多いリースですが、その裏では地道に技術を磨き続けているのです。
2026年ワールドカップへの道:リースは代表入りできるか
キャンプは日曜日に終了し、今後はスー・バードが率いるマネジメントチームが2026年FIBAワールドカップに向けたロスター選考を進めます。大会は2026年9月4日から13日にかけてベルリンで開催され、アメリカは5連覇を目指しています。
リースが代表入りできるかは、まだ分かりません。リバウンドでは間違いなくリーグトップクラスですが、得点力やディフェンスの安定性など、課題も残っています。ただ、今回のキャンプで見せた学ぶ姿勢は、選考委員会にも好印象を与えたはずです。
リースの強みは、コート上での存在感だけでなく、常に向上心を持ち続ける姿勢にあります。「最高の選手と一緒にプレーし、最高の選手を倒す」という言葉は、単なる決意表明ではなく、彼女のキャリアを通じた行動指針なのでしょう。ワールドカップの舞台でリースがアメリカ代表として戦う姿を見られるかもしれません。今後の選考に注目です。
引用:yardbarker

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