WNBA FAN BLOG|WNBAのニュースや試合結果、選手やチーム情報、コラムをいち早くお届け

アトランタ・ドリーム、後半に突き放し79-55で快勝 コフィーとグレイが18得点

2025年5月25日(現地時間)、WNBAのアトランタ・ドリームは本拠地ジョージア州アトランタでコネティカット・サンと対戦し、79-55で快勝しました。

試合は序盤、コネティカットが7-2のランで好スタートを切りましたが、直後にアトランタが9-2のランで応戦し、第1クォーター途中に11-9と逆転します。

ガードのアリーシャ・グレイが立て続けにバスケットカウント1スロー(エンドワン)を奪う活躍を見せ、この間ドリームは12-2の猛攻で主導権を握りました。

第1Q残りを10-7と上回ったドリームが、21-16と5点リードで最初の10分間を終えています。

第2クォーター開始直後、今度はサンが6連続得点で22-21と再びリードを奪い返しました。

しかしドリームもすぐさま11-6のランで応じ、残り4分17秒で32-28と4点のリードを築きます。両チームともその後5点ずつを加えて前半を終了し、ドリームが37-33とリードしてハーフタイムへと入りました。

後半に入るとアトランタが一気にギアを上げ、第3クォーター序盤に18-11のランを繰り出して残り3分54秒で55-44とリードを二桁に拡大します。

コネティカットは第3Q終盤にシュートが8本連続で外れる苦しい時間帯があり、ドリームがさらに8-4と加点して63-48とこの試合最大となる15点差をつけて最終クォーターへと突入しました。

第4クォーターもドリームの勢いは衰えず、開始から5分半で5-4とわずかながらリードを広げると、その後も11-3と突き放して最終スコア79-55で試合終了となりました。

コネティカットの第4Qの得点はわずか7点で、1クォーター当たりの今季チーム最低得点となっています。ドリームにとっては今季最大得点差の勝利で、戦績を3勝2敗(勝率6割)とし今季初の勝ち越しとなりました。

一方、敗れたサンは開幕から4連敗(0勝4敗)となり、これは2020年以来のスロースタートです。 注目選手とスタッツ 主力に故障者が相次ぐ中で、アトランタではオールスターガードのアリーシャ・グレイが攻守にわたりチームを牽引しています。

グレイはこの試合まで平均約19.9得点・5.0リバウンド・5.2アシストを記録しており、この日も18得点7リバウンド3アシストと活躍しました。

ニア・コフィーも18得点に加えて11リバウンドをマークし、ダブルダブルを達成しています。

さらに、この試合で初先発したマヤ・コールドウェルは12得点、チームトップの12リバウンド、6アシストと攻守に大きく貢献しました。

エースのライネ・ハワードも11得点8リバウンドを記録し、ドリームは4人が二桁得点を挙げています。

なお、オフシーズンに加入したセンターのブリトニー・グライナーが膝の負傷で欠場し、新人ガードのテヒナ・パオパオ(前日の試合で顔面負傷)やポイントガードのジョーディン・カナダ(膝)も離脱中ですが、そうした状況でも若い選手たちが奮闘し2連勝を飾りました。

一方、サンはマリーナ・メイブリーがチーム最多の12得点・10リバウンド・4アシストを記録し、自身3度目のダブルダブルとなる活躍を見せました。

ティナ・チャールズとオリビア・ネルソン=オドダもそれぞれ11得点を挙げ、以上3名が二桁得点をマークしました。

しかしチーム全体ではシュート成功率がわずか31.3%(21/67)に低迷し、リバウンド数も52-34と圧倒されています。

相手に許した52本のリバウンドはサンの球団史においてレギュラーシーズン3番目に多い記録で、他チームに50本以上を許したのは2015年以来となりました。

さらに、総得点55点と総アシスト14本はいずれも今季のチーム最低で、55点以下に抑えられた試合は2015年9月1日(対インディアナ・フィーバー戦)以来のことです。

この敗戦でコネティカットは2020年以来となる開幕4連敗を喫し、苦しいスタートを強いられています。

試合後のコメント 試合後、ドリームでこの日ダブルダブルを達成したマヤ・コールドウェルは、自身の守備への強いこだわりについて次のように語りました。

「私はディフェンスに誇りを持っています。相手のベストプレーヤーを任されることが多いと分かっているので、メイブリーはリーグでも屈指のシューターで素晴らしい選手ですが、昨日の試合が終わった直後からずっと集中を切らさず、彼女に好きなようにボールを持たせないようフルコートで守ろうと心に決めていました」

この試合でマッチアップしたサンのメイブリーを4/14のシュート成功(12得点)に抑えたコールドウェルのコメントからは、ディフェンスに懸ける強い意気込みが感じられます。

また、チームのフォワードであるニア・コフィーも「落ち着きを持って戦い続けることが大事です。シュートが入るかどうかは自分たちでは左右できませんが、他にコントロールできる部分があります。守備でプレッシャーをかけて流れを取り戻すことは自分たち次第なのです」

とコメントし、シュート不調の時間帯でもディフェンスで主導権を引き寄せる重要性を強調しました。

さらにコフィーは「私たちは本当に素晴らしいチームで、お互いにやるべきことをきちんとやっています。

だからこのチームでプレーするのはとてもやりやすいんです」とチームの結束力についても語り、連戦を乗り越えて勝利したチームメイトたちを称えました。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です