試合展開
テキサス州アーリントンのカレッジパークセンターで行われたこの一戦には3試合連続で満員の観客が詰めかけましたが、試合はまたしても第4Q終盤に勝負が分かれ、94-83でシカゴ・スカイが勝利しました。
シカゴとダラスはこの週に連戦となっており、スカイが3日間で2試合とも勝利しました。 ダラスはドラフト全体1位の新人ガード、ペイジ・ビューカーズが脳震とうのプロトコル下にあり欠場となりました。
序盤から互角の攻防が続き、第1クォーターはシカゴが23-22と僅か1点をリードして終えました。
第2クォーター冒頭にはシカゴが10-0のランでリードを広げましたが、その後ダラスも13-5のランで反撃し、一時は38-38の同点に追いつきました。 それでも前半終了時点ではシカゴが46-43と3点リードを保ってロッカールームに下がりました。
第3クォーター、シカゴはカミラ・カルドーソとエンジェル・リースの活躍で14-6のランを作り、点差を広げました。 このクォーターでダラスのフィールドゴール成功率はわずか25%に低下し、オフェンスが停滞してしまいました。
最終クォーターに入ると、ダラスはエースのアリケ・オグンボワレが果敢なドライブから連続得点を挙げ、このピリオドだけで9得点を記録して追い上げました。
ナリッサ・スミスも第4Qで7得点を加え、さらにカイラ・チャールズも3ポイントシュートやフリースローで貢献し、ホームチームは残り2分の時点で僅差に迫りました。 しかし、残り2分の場面でシカゴが連続11-3のランを決め、試合を決定づけました。
注目選手とスタッツ
シカゴではアリエル・アトキンスが26得点を挙げてオフェンスを牽引しました。
エンジェル・リースも14得点9リバウンドと奮闘しました。
ベテランガードのコートニー・ヴァンダースルートは15得点7リバウンド7アシストのオールラウンドな活躍を見せました。
さらにキーア・ナースも先発として11得点を記録しました
。 一方、ダラスではナリッサ・スミスがチーム最多の20得点を挙げ、自己ベストタイの3ブロックをマークしました。
ディジョネイ・キャリントンも16得点6アシストと存在感を示しました。 エースのアリケ・オグンボワレは15得点を記録しましたが、フィールドゴールは16本中5本成功にとどまりました。
他にもマディー・シーグリストとカイラ・チャールズがそれぞれ11得点を挙げ、ダラスは5人が二桁得点とバランスよく得点しました。
チーム全体のスタッツでは、両チーム合わせて65本のフリースローが飛び交う展開となり、シカゴがそのうち26本を沈めました。
3ポイントシュート成功数ではシカゴの8本に対しダラスは4本と、外のシュート力の差もスコアに表れました。
試合後のコメント
試合後、ダラスのクリス・コクラネス・コーチはここ数試合は僅差の戦いが続いていると悔しさをにじませました。
続けて映像を見返してゲームマネジメントについて話し合わなければならず、WNBAでは勝敗を分ける差はほんの僅かだと終盤の詰めの重要性を強調しました。
また、ナリッサ・スミスは最終的にこれは私たちの仕事で、私たちはこの競技が大好きだと語りました。
毎試合勝利を目指して戦っており、必ずチームで勝てるように立て直してみせると前向きにコメントしました。

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