ケビン・デュラントが古いツイートについて答えた反応が、その面白い見解で話題となっています。
問題となったのは、2016年7月2日にアーロン・ブルスキーがXアカウント(当時Twitter)で投稿した、LAクリッパーズのオーナーであるスティーブ・バルマーがケビン・デュラントとのチームミーティングで泣いていたという内容でした。
そのツイートによると、チームミーティングは非常に「激しい」ものだったとされています。
あるファンがその古いツイートを発見し、デュラントにミーティングの詳細とバルマーが泣くに至った経緯について質問したところ、現在フェニックス・サンズに所属するパワーフォワードは、そのような出来事は一切なかったと断言し、ブルスキーのツイートは単なるエンゲージメント向上戦略だったと指摘しました。
「クリッパーズとデュラントのミーティングは『激しく』、『ある時点でスティーブ・バルマーが泣いていた』が、みんなが結束し、大きな教訓を学んだ」というのが2016年のブルスキーのツイート内容でした。
デュラントの皮肉たっぷりな反応
デュラントの返答は非常に皮肉的で興味深いものでした。
「誰かが泣いていたなんて初耳でした。当時我々はエンゲージメント・ファーミングが何なのか知らなかった、アーロンは時代を先取りしていたんですね」
と彼は答えました。
この反応は、現在のソーシャルメディア時代における情報の扱い方について、鋭い洞察を提供しています。
「エンゲージメント・ファーミング」という言葉を使って、注目を集めるために誇張された、または完全に作り上げられた情報を投稿する行為を批判したのです。
デュラントはNBAキャリアを通じてロサンゼルス・クリッパーズでプレーしたことは一度もありませんが、チーム間を移動していた際にクリッパーズが彼の獲得に積極的だったことは事実です。
現在は2023年に加入したフェニックス・サンズでプレーしています。
サンズでの現状とトレード噂
興味深いことに、デュラントは既にNBAで別のチームでのプレーを模索しているようです。
噂によると、デュラントはサンズを離れ、間もなくサンアントニオ・スパーズと契約する可能性があるとされています。このニュースがまだ公式発表されていない理由は、チームとデュラントがNBAドラフト週間を待っているからだと言われています。
デュラントは現在、フェニックス・サンズとの契約最終年にあります。2023年にチームに加入して以来、サンズでの彼のパフォーマンスは素晴らしいものでしたが、デュラントはフェニックスでの時間を終え、次のNBAシーズンでは別のチームでのプレーを準備しているようです。
今シーズン、サンズはあまり良い成績を残せず、合計36勝でレギュラーシーズンを11位で終えました。彼らが最後に行った試合はサクラメント・キングスとの試合で、109-98で敗北しました。
このような状況下で、8年前の根拠のない報道について冷静かつユーモラスに反応するデュラントの姿勢は、彼の成熟した人格と、現代のメディア環境に対する理解の深さを示しています。
同時に、ソーシャルメディア時代の情報の信憑性について、重要な問題提起ともなっています。
引用:YARDBARKER

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