試合展開
ダラスは第1クォーターからセカンドチャンスを量産し、23-16と好スタートを切りました。第2クォーターはゴールデンステートがトランジションオフェンスで反撃し、ハーフタイム時点で39-36と3点差に接近。
第3クォーターも一進一退の攻防が続き、58-57とダラスがわずか1点を守って最終クォーターへ入りました。
勝負どころは残り4分過ぎ。ペイジ・ビューカーズのエルボーからのジャンパーでリードを広げると、直後にアリケ・オグンボワレがロゴ近くからロングスリーを沈めて75-70。さらにオグンボワレがパスをカットして速攻レイアップを決め、残り14.8秒で勝負を決定づけました。
ダラスはリバウンドでも39-28と優位に立ち、今季ホーム初勝利を手にしています。
注目選手とスタッツ
- ペイジ・ビューカーズ:20得点4リバウンド2アシスト。クラッチタイムのジャンパーが流れを変えました。
- アリケ・オグンボワレ:19得点6アシスト3スティール。ディープスリーと終盤のスティールで試合を締めくくりました。
- モニーク・ビリングス:18得点8リバウンドと奮闘し、ゴールデンステートの得点源に。
- ケイラ・ソーントン:17得点5リバウンド。第3クォーターの連続3ポイントで一時逆転の口火を切りました。
- ラティシア・アミエール:ベンチから14得点6リバウンド。ゴール下で高い決定力を発揮しました。
ダラスはオフェンスリバウンド13本から20点を稼ぎ、ターンオーバーも11と抑制。ゴールデンステートは主力数名がユーロバスケット参戦で離脱し、インサイドのサイズ不足が響きました。
試合後のコメント
ナタリー・ナカセHCは
「今日はフィジカル面で後手を踏み、リバウンド争いで相手に主導権を渡してしまった」
と課題を指摘。対照的にダラスのバージニア・アラクージャHCは、
「セカンドチャンスと守備のエナジーが最後まで続き、ようやくホームで結果につながった」
と手応えを語りました。
選手たちも、
「リバウンドとハッスルがやっと報われた」(ビューカーズ)、
「守備から走る自分たちらしいゲームが戻った」(オグンボワレ)
と振り返っています。
この勝利でウィングスは連敗を7で止めてシーズン2勝目(2-11)。ウエスト最下位とはいえ、若手主体の布陣に自信を取り戻す大きなステップとなりました。バルキリーズは5勝6敗で西4位。欠場している主力が復帰するまでは、リバウンドと終盤のディフェンス強度をいかに補うかがポイントになりそうです。

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
- 試合分析・戦術解説
- 選手のデータ分析(EFF、PER など)
- 海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
- 日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
- 日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!