試合展開
Crypto.comアリーナで行われた一戦は、シアトルが立ち上がりから攻守で圧倒いたしました。第1クォーターを26-19で制すると、第2クォーターも21-18とリードを広げ、前半を47-37で折り返します。勝負を決定づけたのは第3クォーター。ガビー・ウィリアムズの連続スティールから速攻が連発し、28-14のランで一気に20点差超え。最終クォーターも勢いは止まらず、控え組を投入しながら23-16で締め、トータル98-67で快勝いたしました。
注目選手とスタッツ
- ネカ・オグミケ:26得点(FG 12/16)5リバウンド。ペイントでの高確率フィニッシュに加え、速攻の合わせも冴えました。
- ガビー・ウィリアムズ:11得点7アシスト8スティール。クラブ記録となるスティール数で流れを引き寄せ、ディフェンスからオフェンスを創出しました。
- スカイラー・ディギンズ:15得点7アシスト、3ポイント3/4。プルアップとキックアウトの判断が的確でした。
- エリカ・ウィーラー:15得点。第2クォーターの連続スリーで二桁リードを後押し。
- アリシャ・クラーク:14得点(3P 4/5)。コーナーで張り続け、ディギンズのドライブを高効率で仕上げました。
- ロサンゼルス側 はリケア・ジャクソンが17得点、アズラ・スティーブンスが16得点10リバウンドと奮闘しましたが、24ターンオーバーを喫して流れを切らしました。
ストームはフィールドゴール52.0%(39/75)、3ポイント43.3%(13/30)と高精度を維持。一方スパークスは32.8%(21/64)に沈み、ターンオーバーから28失点を許したことが得点差に直結しております。
試合後のコメント
ウィリアムズは、
「相手ハンドラーに継続してプレッシャーを掛けた結果、スティールとトランジションが生まれた」と守備の手応えを語りました。
オグミケも、
「ボールがよく動き、全員が走れた。これが私たちのバスケット」
とチームプレーを強調。
ノエル・クインHCは、
「第3クォーターのディフェンス集中がゲームの分岐点だった」
と総括しています。
リン・ロバーツHCは、
「ターンオーバーと外角の決定力不足がすべて」と課題を挙げ、巻き返しを誓いました。
これでストームは7勝6敗となり、ウェスト中位からの浮上へ弾みを付けました。
高効率オフェンスにウィリアムズのディフェンスが加わり、上位進出が現実味を帯びています。スパークスは4勝9敗。インサイドのリバウンド力は示したものの、ボールセキュリティと外角の修正が急務です。

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