試合展開
ゲートウェイ・センター・アリーナで行われた一戦は、立ち上がりからアトランタがオフェンスリバウンドと速攻で主導権を握り、第1クォーターを24-22で先行しました。第2クォーターもアリシャ・グレイのプルアップやライアン・ホワードのコーナースリーで得点を重ね、前半を47-38と9点差で折り返します。後半に入ってもドリームは25-22とリードを広げ、一時は15点差まで開きましたが、第4クォーターにワシントンが反撃。シャキーラ・オースティンの連続バスケットとブリトニー・サイクスの速攻で残り1分に86-90と肉薄すると、終盤はフリースロー合戦に突入します。残り0.1秒、サイクスが3ポイントファウルを獲得して3本中2本を沈めましたが、最後の1本を落として同点に届かず。ドリームが逃げ切り、92-91で白星を挙げました。
注目選手とスタッツ
- アリシャ・グレイ:18得点4リバウンド3アシスト。前半に10得点を稼ぎ、序盤の流れを作りました。
- ブリオナ・ジョーンズ:14得点7リバウンド。ペイントで高確率のフィニッシュを続け、インサイドを支配しました。
- ライアン・ホワード:13得点6アシスト3スティール。終盤のクラッチスティールで勝利を引き寄せました。
- シャキーラ・オースティン(ワシントン):キャリアハイとなる28得点10リバウンド。13/17と高効率でゴール下を攻略しました。
- ブリトニー・サイクス:21得点8アシスト3スティール。第4クォーターだけで11得点を挙げ、あと一歩まで迫りました。
- ソニア・シトロン:17得点5リバウンド。外角とミドルの合わせでオフェンスを活性化しました。
チーム全体ではドリームがターンオーバーを12本に抑え、速攻から16点を奪取。一方のミスティックスはリバウンドで38-33と上回り、第4クォーターの31-20で追い上げを演出しましたが、最後の1本が届かず悔しい黒星となりました。
試合後のコメント
アトランタのタナイア・ライト HCは「最後は辛勝だったが、リードを保つ冷静さがあった」と振り返り、グレイは「ファウルゲームでも自分たちのシュートセレクションを守り切れた」と手応えを語りました。ホワードは「リムアタックとディフェンスローテーションが勝因」と分析しています。
ワシントンのエリック・ティボー HCは「最後まで戦い抜く姿勢は称賛に値するが、序盤の守備ミスとターンオーバーが痛かった」とコメント。オースティンは「勝敗を分けたのはディフェンスリバウンド。次戦はもっと集中したい」と前を向きました。
インパクトある大接戦を制したドリームは9勝4敗となり、東地区上位をキープ。ミスティックスは5勝8敗となったものの、オースティンとサイクスのホットラインが機能しており、修正次第で巻き返しが期待されます。

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