シカゴ・スカイのエンジェル・リースが、2025年シーズンで目覚ましい成長を見せています。2年目を迎えた彼女は、今シーズン序盤からダブルダブルを量産し、チームの主力として確固たる地位を築いています。
目次
驚異的なリバウンド力
リースの今シーズンの成績は、平均10.8得点、11.5リバウンドと、特にリバウンド面での圧倒的な存在感を示しています。13試合中の半数以上でダブルダブルを記録するなど、安定したパフォーマンスを維持しています。
昨年8月には、WNBA史上初めて連続試合で20リバウンドを記録するという偉業を達成したリース。その記録は彼女の驚異的なリバウンド能力を物語っています。
日曜日の圧巻パフォーマンス
アトランタ・ドリーム戦(80-93で敗戦)では、リースは10得点、19リバウンド、4アシスト、3スティール、1ブロックという圧巻の成績を残しました。33分間の出場で、これが今シーズン7回目のダブルダブルとなります。
特筆すべきは、ドラフト指名以降、WNBA全体で最も多くの15リバウンド以上の試合数を記録していることです。この数字は、彼女がリーグでも屈指のリバウンダーであることを示しています。
スパークスとのリベンジマッチ
今日のホームゲームでは、ロサンゼルス・スパークスとの再戦が控えています。前回5月25日の対戦では、スパークスのケルシー・プラムが28得点、8アシストの活躍を見せ、91-78でスパークスが勝利しました。
しかし、その試合でもリースは32分間で13得点、12リバウンドのダブルダブルを記録し、チームの敗戦の中でも個人的には好成績を残しています。
「勝利に飢えている」強い意志
試合後のインタビューでリースは、チームの現状について率直な思いを語りました。
「当然ながら満足していません。全く満足できる状況ではありません…私たちは勝利に飢えています」
この発言からは、個人成績の向上だけでなく、チーム全体の勝利への強い執念が感じられます。スカイの若きエースとして、チームを引っ張る責任感も表れています。
2年目の確実な成長
ルーキーイヤーから注目を集めていたリースですが、2年目となる今シーズンはより安定感を増しています。リバウンド面での圧倒的な能力に加え、アシストやスティールといった他のスタッツでも貢献度を高めています。
身長6フィート3インチ(約190cm)という恵まれた体格を活かし、インサイドでの存在感は日増しに大きくなっています。特にセカンドチャンス・ポイントの創出において、チームにとって欠かせない存在となっています。
チームの今後への期待
スカイは今シーズン、まだ期待されたような成績を残せていませんが、リースの成長は確実にチーム力向上につながっています。彼女が「勝利に飢えている」と表現するように、個人成績だけでなくチームの勝利にこだわる姿勢が、今後の躍進のカギとなるでしょう。
スパークス戦への注目ポイント
今回のスパークス戦では、前回の雪辱を期すリースの活躍が最大の注目点です。プラムとの個人対決も見どころの一つですが、リースがリバウンドからの速攻やセカンドチャンス・ポイントでどれだけチームに貢献できるかが勝敗の分かれ目となりそうです。
WNBA屈指のリバウンダーとして確固たる地位を築いたリース。その成長は止まることを知らず、今後のWNBAを代表するスター選手への階段を着実に上っています。今日のスパークス戦で、彼女がどのような「ステートメント」を示すのか、ファンの期待は高まる一方です。
引用:YARDBARKER

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