NBAドラフト1巡目が終了した水曜日、各チームの動向が明らかになりました。注目の移籍情報と各チームの戦略を詳しく見ていきましょう。
クリーブランド・キャバリアーズは、ドラフト1巡目への参入を狙って積極的にトレード交渉を行っていましたが、最終的には見送りとなりました。クリーブランド・ドットコムのクリス・フェドー記者によると、キャブズは複数の指名権を狙っていたものの、条件が合わず断念。現在は木曜日の2巡目に向けて49位と58位の指名権を保持しています。
情報筋によると、キャブズは「機会主義的だが攻撃的ではない」姿勢を示しており、大幅な戦力変更よりも的確な補強を重視している模様です。チームのレジェンドであるマーク・プライスも、現在の主力選手を維持することを支持しています。
セルティックスのサム・ハウザー放出が現実味
ボストン・セルティックスも独自の動きを見せており、SNY.tvのイアン・ベグリー記者によると、スパーズの14位指名権について打診していたことが判明しています。
ジェイレン・ブラウンやデリック・ホワイトといったビッグネームに注目が集まる中、実際に最も移籍の可能性が高いのはシューター専門のサム・ハウザーです。スポーツ・イラストレイテッドのクリス・マニックス記者は「ハウザーへの関心は非常に高い」と報告し、セルティックスが彼を重要な交換材料として活用する可能性を示唆しています。
レイカーズがウィギンズ獲得に向けて本格始動
ロサンゼルス・レイカーズは引き続きリーグで最も活発にトレード交渉を展開しているチームの一つです。ClutchPointsのアンソニー・アーウィン記者によると、レイカーズはマイアミ・ヒートとアンドリュー・ウィギンズに関する交渉を継続しています。
ウィギンズは、ジミー・バトラーとゴールデンステート・ウォリアーズとの大型トレードでヒートが獲得した選手です。即座の合意には至っていないものの、交渉は活発に続いています。
レイカーズ側では、契約最終年を迎えた八村塁が交渉の出発点となる見込みで、サラリー調整のためにゲイブ・ビンセントやマキシ・クレーバーが追加される可能性があります。一方、ヒート側はマイアミ・ヘラルドの報道によると、2026年に向けたサラリーキャップの柔軟性を確保するためウィギンズの放出に「非常に前向き」とされています。
レイカーズはセンターポジションの補強も模索していますが、現在の要求額を高いと判断。代わりに570万ドルのタックスペイヤー・ミッドレベル例外を活用してフロントコートを補強し、トレード資産はスコアリング能力のあるウィングやバックコート強化に温存する戦略を検討しています。
具体的な合意にはまだ時間がかかりそうですが、各チームとも2巡目に向けて着々と準備を進めており、さらなるサプライズが期待されます。

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