ロサンゼルス・スパークスの3度のオールスター選手、ケルシー・プラムが男性ファンからサインを求められた際の対応が大きな論争を呼んでいます。ミネソタでのチームホテル前での出来事が動画で拡散され、SNS上で賛否両論が巻き起こっています。
事件の発端は、プラムがミネソタのチームホテル前で、トレーディングカードの束を持った男性たちに声をかけられたことでした。「あなたたちが私たちより先にホテルにいるのって、ちょっと変じゃない?」とプラムは男性に問いかけ、「今、ちょっと気分が悪い」と述べながらも、最終的に1枚のカードにサインをしました。
ファンの執拗な追跡が明らかに
チームメイトのディアリカ・ハンビーがツイッターで詳細を明かしたところ、事態はさらに深刻でした。「私たちは練習に向かった後、ホテルを変更したの。だから『ホテルを変更します』なんて発表もしていないのに、変更先のホテルに私たちが着いた瞬間にそこにいるなんて、おかしいでしょう」
サインを求めた男性ニック・ペダーソン氏は、TikTokアカウント「minneygraphs99」で3000点以上のスポーツグッズを販売するビジネスを展開しています。彼は自身の行動について、「バスの運転手がホテルの話をしているのを聞いただけで、怪しいことは何もしていない」と弁解しました。
専門家が語る「適切なサイン求め方」
今回の騒動を受け、スポーツグッズ業界の専門家たちが適切なサイン求めのエチケットについて語りました。
フロリダ州のブラック・タイ・ブレイクスのレイ・バートロー氏は「公共の場で大量のアイテムにサインを求めるのは、ファンとして好ましくない行動です。これらの選手たちは非常に忙しく、常にサインを求められています。丁寧にお願いして、多くても1〜2点に留めるのが最良のエチケットです」と指摘しています。
テネシー州のスポーツトレジャーズのザック・ヘア氏も「レストランなど、彼らの個人的な空間では絶対にアプローチしませんが、ホテルでバリケードの後ろから敬意を持って求めるなら問題ないと思います」と語りました。
この事件は、現代のスポーツカード収集市場の変化も浮き彫りにしています。かつてのノスタルジックな記念品から、今や投資対象としての価値を持つ商品へと変化している背景が、こうした問題の根底にあると考えられています。プラムの今回の反応は、アスリートのプライバシーと安全に対する正当な懸念の表れと見る専門家も多く、今後のファン・選手間の適切な距離感について重要な議論を提起したと言えるでしょう。
引用:YAHOOSPORTS

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