スポーツとエンターテインメント界に新たな風が吹いています。フィラデルフィア・76ersのセンターで元NBA MVPのジョエル・エンビードが、東京とロサンゼルスを拠点とするスタジオN Liteが手がけるアニメ映画「Mfinda」の製作チームに参加することが発表されました。
カメルーン系アメリカ人のエンビードは、レブロン・ジェームズのUninterruptedとパートナーシップを組んで設立した自身のプロダクションカンパニー「Miniature Géant」を通じて参画します。さらに、映画のインスピレーションと制作の舞台裏を探る関連ドキュメンタリー「Mfinda: Spirits of the Congo」でも製作総指揮を務めることになります。
1970年代キンシャサを舞台にした神秘的な物語
「Mfinda」は1970年代のキンシャサを舞台に、コンゴ危機の中で神秘的なMfinda森に逃げ込む13歳の少女オディの物語です。そこで彼女は1600年代のコンゴ王国にタイムスリップし、もう一人の迷子の少女と出会います。二人は故郷に帰るための魔法のNkisiを探す冒険に出ることになります。
この映画には国際的な制作陣が参加しており、Miniature Géantに加えて、昨年東宝に買収されたGKIDS、ヴィオラ・デイビスとジュリアス・テノンのJuVee Productions、そしてアニメ界の巨匠である丸山正雄(「パーフェクトブルー」「千年女優」)がプロデューサーとして名を連ねています。
アスリートたちのアニメ愛が結んだ縁
「私はずっとアニメファンでした。このプロジェクトに参加することは、意味のあるストーリーを生み出すお手伝いをする素晴らしい機会です」とエンビードは語っています。「Miniature Géantは新しい声にクリエイティブなプラットフォームを提供することに焦点を当てています。このパートナーシップとアフリカ系アニメストーリーの開発は、私たちにとって自然な選択でした」
パートナーたちによると、特に黒人・アフリカ系の観客を中心としたアスリートたちの間でのアニメの影響力が、このコラボレーションの動機となったとのことです。この方向性は、N LiteとMiniature Géantが制作予定のドキュメンタリーの重要な焦点でもあります。
レブロン・ジェームズも製作総指揮で参加
「Mfinda: Spirits of the Congo」はN LiteとMiniature Géantが制作し、エンビードとMiniature Géantのサラ・カザディノヨエが製作総指揮を務めます。レブロン・ジェームズとUninterrupted共同創設者のマーベリック・カーターも製作総指揮として参加する予定です。
N Liteの創設者兼CEOで、「Mfinda」の共同制作者、脚本家、プロデューサーでもあるクリスティアーノ・テリーは次のように述べています。「私たちは成長過程で見ることのなかった未開拓のストーリーを創造するためにN Liteを設立しました。世界中の人々に対する私たちの文化の普遍性と魅力的な影響力を明らかにするストーリーです。ジョエル・エンビードの参加とレブロン・ジェームズ、マーベリック・カーターのサポートは、私たちの使命の力強い証明です。彼らは単なる世界クラスのアスリートではなく、時代を超えたストーリーテリングの力と目的を理解する文化的リーダーなのです」
「Mfinda」により、N Liteは日本、ハリウッド、アフリカを一つの旗印の下で結ぶ、世界に響く文化的特性を持つストーリーテリングへの取り組みを続けています。この前例のないプロジェクトは、スポーツとエンターテインメントの境界を越えた新たな表現の可能性を示すものとなりそうです。
引用:VARIETY

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