試合展開
前半はミネソタ・リンクスが好調な立ち上がりを見せ、第2クォーター中盤には最大15点差を築きました。しかし激しい雷雨による約8分間の中断を挟んだ直後からアトランタ・ドリームが10-0のランで追い上げ、ハーフタイムは52-47とリンクスのリードが一桁に縮まります。
第3クォーター序盤にはドリームが連続得点で逆転し、試合はシーソーゲームの様相に。終盤、ドリームが残り3分で7点差を付けますが、リンクスはナフィーサ・コリアのフリースローとケイラ・マクブライドの3ポイントで追いつき、残り21秒にコリアが再びフリースローを沈めて86-86で延長へ。オーバータイムでは一時4点を追う展開からコートニー・ウィリアムズのプルアップとコリアの連続得点で逆転。
終盤54.8秒と20.5秒にヘッドコーチのシェリル・リーブが挑んだビデオチャレンジがともに成功し、ファウル判定が覆ったことで主導権を握り、最後はマクブライドのフリースローで勝負を決めました。
注目選手とスタッツ
- ナフィーサ・コリア:26得点7リバウンド6アシスト2ブロック。欠場明けとは思えないオールラウンドな活躍で延長を支配しました。
- ケイラ・マクブライド:18得点(FT 6/6)。キャリア通算5,000点を突破し、終盤の3Pと延長の4本のFTが決定打となりました。
- コートニー・ウィリアムズ:16得点8アシスト。クラッチでリムへ切り込み流れを変えるプレーを連発。
- ブリジット・カールトン:14得点(3P 4/4)。前半の外角精度が序盤のリードを支えました。
- ブリオナ・ジョーンズ:18得点8リバウンドでドリームのペイント攻勢を牽引。
- アリーシャ・グレイ:17得点8リバウンド4アシスト。攻守にバランス良く貢献。
- ブリトニー・グライナー:16得点7リバウンド。インサイドで存在感を示しました。
試合後のコメント
- コリア「延長でも落ち着いてプレーできました。チャレンジが成功して流れがこちらに来た瞬間を感じました」
- マクブライド「5,000点はチームメイトのおかげです。最後のフリースローは全員の信頼が背中を押してくれました」
- ジョーンズ「リードを守り切れなかったのは悔しいですが、強豪相手にあと一歩でした。次戦に向けてフィニッシュを磨きます」
リンクスはこれで13勝2敗と西地区首位を堅持し、ホーム5連戦へ弾みを付けました。ドリームはホーム初黒星ながら、主力6人が二桁得点と層の厚さを示しており、終盤のゲームマネジメントが今後の鍵となりそうです。

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