バスケットボール界で最も注目される新星、ケイトリン・クラーク選手。しかし、WNBA殿堂入りを果たしたレジェンド、スー・バード氏が彼女の最大の問題点を指摘し、話題となっています。果たして、この天才プレーヤーに何が起きているのでしょうか?
スー・バードが見抜いた!クラーク選手の孤軍奮闘ぶり
スー・バード氏は自身のポッドキャスト「Bird’s Eye View」で、クラーク選手の試合を直接観戦した感想を語りました。その中で浮き彫りになったのは、クラーク選手が一人で全てを背負いすぎているという深刻な問題です。
「彼女の周りに、彼女のためにショットを作り出せる選手がいれば、本当に有益でしょう」とバード氏は指摘します。現在のクラーク選手は、ほぼ全ての攻撃において自分でショットを作り出さなければならない状況に置かれています。これは若手選手にとって、想像以上に重い負担となっているのです。
驚くべきことに、クラーク選手は1試合平均8.9アシストを記録しており、これはチーム内では圧倒的な数字です。他の選手で4アシスト以上を記録している選手は皆無という状況が、彼女への依存度の高さを物語っています。
数字が語る厳しい現実!シュート成功率の低下が意味すること
統計を見ると、クラーク選手の苦戦ぶりが如実に表れています。シーズン2年目を迎えた今季、彼女の平均得点は18.2点ですが、フィールドゴール成功率はわずか39%。さらに深刻なのは、3ポイントシュートの成功率が29.5%まで落ち込んでいることです。
この数字は、大学時代やプロ入り当初の期待値を大幅に下回るものです。才能ある選手が結果を出せない背景には、チーム戦術と周囲のサポート不足が大きく影響していることが分かります。
個人のスキルは申し分ないクラーク選手ですが、バスケットボールは結局のところチームスポーツ。一人の天才が全てを解決できるほど、WNBAのレベルは甘くないということが証明されています。
希望の光?新加入アーリ・マクドナルドが変化をもたらすか
そんな中、インディアナ・フィーバーに朗報が舞い込みました。経験豊富なガード、アーリ・マクドナルド選手の加入です。26歳の彼女は復帰2試合目で6アシストを記録し、早くもその存在感を示しています。
バード氏も「アーリ・マクドナルドがインパクトを与えるかもしれない」と期待を込めて語っています。経験とプレイメイキング能力、そしてスピードを兼ね備えた彼女の存在は、クラーク選手にとって大きな支えとなる可能性があります。
チームとしての成熟が進めば、クラーク選手本来の力を発揮できる環境が整うはずです。現在鼠径部の怪我で欠場中の彼女ですが、復帰後にはマクドナルド選手との新たなコンビネーションに注目が集まります。フィーバーのプレーオフ進出に向けて、この二人の化学反応が鍵を握っているのは間違いありません。
引用:YARDBARKER

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