NBA界に大きなニュースが飛び込んできました。レブロン・ジェームズが2025-26シーズンの5260万ドルのプレーヤーオプションを行使し、ロサンゼルス・レイカーズでもう1年プレーすることを決定したのです。これにより、来シーズンはレイカーズでの8年目となり、彼のキャリアにおいて単一チームでの最長在籍記録を更新することになります。40歳を超えても衰えを知らないキングの挑戦は続きます。
ルカ・ドンチッチ獲得も期待外れ!それでも続けるレイカーズへの信頼
今シーズンのレイカーズは、衝撃的な3チームトレードでルカ・ドンチッチをダラス・マーベリックスから獲得(アンソニー・デイビスを放出)し、大きな期待を背負ってシーズンに臨みました。しかし、西地区の優勝候補と目されていたにも関わらず、結果は期待を下回るものでした。
50勝32敗で西地区3位という成績は決して悪くありませんが、レブロンとドンチッチという2人のスーパースターを擁するチームとしては物足りない結果だったと言えるでしょう。それでも、レブロンがレイカーズに留まることを決めた背景には、チームの将来性と組織への信頼があります。
レブロンの代理人であるリッチ・ポールは「レブロンは優勝を争いたがっている。レイカーズが未来に向けて構築していることを理解しているが、現実的な優勝の可能性を重視している。我々はジーニー・バス、ロブ・ペリンカとの8年間のパートナーシップに感謝しており、レイカーズを彼のキャリアの重要な一部と考えている」とコメントしています。
J.J.レディック起用とブロニー指名!話題性抜群の大胆な采配
今オフシーズンのレイカーズは、話題性という面でも大きな注目を集めました。まず、シニアレベルでのコーチング経験が皆無のJ.J.レディックをヘッドコーチに起用するという大胆な人事を断行しました。レディックの唯一のコーチング経験は、息子の小学4年生チームでのボランティアコーチのみという異例の抜擢でした。
レディックは、レブロンと共同ホストを務める人気ポッドキャスト「Mind The Game」で注目を集め、その関係性がコーチ就任の決め手となったと見られています。番組はスティーブ・ナッシュが後任となり、レディックはESPNでのアナリスト業務からも離れてコーチ業に専念しています。
さらに大きな話題となったのが、2024年NBAドラフトでの息子ブロニー・ジェームズの指名です。55位指名されたブロニーは、USC時代にプレシーズンで心停止を起こすなど困難を乗り越えてのドラフト入りとなりました。これにより、レブロンとブロニーはNBA史上初の父子同時在籍を実現しました。
23シーズン連続現役は史上初!40歳超えでも平均24.4得点の驚異
来シーズンで、レブロンは23シーズン連続の現役選手としてNBA記録を更新します。22シーズン目となった今季も、平均24.4得点、7.8リバウンド、8.2アシストという驚異的なスタッツを記録し、衰えを全く感じさせないパフォーマンスを披露しました。
40歳を超えた選手がこれほどのレベルを維持していることは、スポーツ史上でも極めて稀な現象です。レブロンの体調管理とプロ意識の高さは、もはや伝説の域に達していると言えるでしょう。
レブロンは2018年にレイカーズに加入し、クリーブランド・キャバリアーズ(2016年優勝)、マイアミ・ヒート(2012年、2013年優勝)に続いて、2020年にレイカーズでも優勝を果たしています。各チームで優勝を成し遂げるという偉業は、彼の適応力とリーダーシップの証明でもあります。
2024年に締結した2年1億330万ドルの契約にはプレーヤーオプションが含まれており、今回の行使により契約は完了となります。レイカーズでの8年間という期間は、彼のキャリアにおいて最も長い単一チームでの在籍となり、新たな記録を樹立することになります。キングの挑戦は、まだまだ続いていくのです。
引用:YAHOOSPORTS

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