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【古巣に復帰】クリント・カペラがヒューストン・ロケッツ復帰決定!3年2150万ドルで「始まりの場所」に戻る

NBAフリーエージェント市場で最も感動的な契約の一つが成立しました。クリント・カペラがヒューストン・ロケッツと3年2150万ドルで合意し、古巣への復帰を果たしたのです。デュラント、バンブリート、ジャバリ・スミスらとの契約に続く今回の補強で、ロケッツのフロントコート陣は大幅に強化されました。キャリアの出発点でもあるヒューストンでの第二章が、今まさに始まろうとしています。

ロケッツ時代6年間の輝かしい実績!平均12.2得点9.7リバウンド1.5ブロック

StatMuseが振り返るカペラのロケッツ時代最初の6シーズンの成績は印象的でした。平均12.2得点、9.7リバウンド、1.5ブロックという安定した数字で、チームの重要な柱として機能していました。特に2017-18シーズンには、ジェームズ・ハーデンとクリス・ポールと組んで西地区決勝まで進出し、ゴールデンステート・ウォリアーズと激戦を繰り広げました。

カペラはスイス出身で、2014年にドラフト1巡目25位でロケッツに指名されました。当時はまだ20歳の若者でしたが、ハーデンとのピック&ロールコンビネーションを武器に、瞬く間にNBA有数のセンターへと成長しました。彼のエネルギッシュなプレースタイルとリムランニング能力は、ロケッツのハイペースなオフェンスシステムに完璧にフィットしていました。

2020年にアトランタ・ホークスにトレードされた後も、カペラは安定した活躍を続けており、昨シーズンも平均11.5得点、10.6リバウンド、1.1ブロックという堅実な成績を残していました。今回の復帰により、彼は再び「始まりの場所」でプレーする機会を得ることになります。

4チームの争奪戦を制覇!サイン&トレードで巧妙な契約成立

カペラの獲得を巡っては激しい競争が繰り広げられていました。HoopsHypeのマイケル・スコットによると、ロサンゼルス・クリッパーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、サンアントニオ・スパーズなど複数のチームが獲得に動いていたとのことです。

特にレイカーズは、ブルック・ロペスと並んでカペラとの面談を予定していたと報じられており、1410万ドルのミッドレベル・エクセプションでの獲得を狙っていました。しかし、最終的にロケッツが勝利を収めた形となります。

興味深いのは契約の仕組みです。Jake Fischerによると、カペラはサイン&トレードによってロケッツに復帰するとのことで、ロケッツは2031年のセカンドラウンド指名権交換とキャッシュをホークスに送る予定です。Yossi Gozlanが指摘するように、ロケッツには3年2150万ドルを支払うだけのミッドレベル残額がないため、このような複雑な手続きが必要となりました。

ロケッツ王朝構築の最後のピース!デュラント体制での重要な役割

カペラの復帰は、ロケッツの野心的なチーム構築計画における重要な最後のピースと言えるでしょう。今オフシーズンのロケッツは、ケビン・デュラントの獲得、フレッド・バンブリートとの契約延長、ジャバリ・スミスの長期契約と、矢継ぎ早に補強を進めてきました。

現在のロスター構成では、デュラントが攻撃の主軸、バンブリートがゲームコントロール、シェンギュンがインサイドでの多才なプレー、そしてカペラが守備とリバウンドでの安定感を提供するという理想的な分業体制が構築されます。

Yossi Gozlanの分析によると、この契約を成立させるために、ロケッツはキャム・ウィットモアのトレードとジョック・ランデールの解雇を最低限実行する必要があるとのことです。これにより、ドリアン・フィニー・スミスとカペラの両方を1億9590万ドルのファーストエプロン・ハードキャップ以下で収めることができます。

カペラにとって、古巣復帰は単なるビジネス以上の意味を持ちます。キャリアを築いた場所で、今度は経験豊富なベテランとして若手選手たちの手本となり、チームの優勝争いに貢献することができるのです。ロケッツファンにとっても、愛されたプレーヤーの帰還は特別な喜びとなることでしょう。

3年2150万ドルという契約は、カペラの能力を考えれば非常にリーズナブルな価格設定です。この契約により、ロケッツは2027年まで確実にカペラのサービスを受けられることになり、チームの長期的な競争力向上に大きく貢献することになります。

引用:HOOPSHYPE

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