NBAオフシーズンの最大の注目株であるレブロン・ジェームズの去就に、新たな動きが報じられました。ダラス・マーベリックスがレブロン獲得に関して「買い取り状況でのみ興味を示す」という条件を提示していることが明らかになり、移籍の可能性は一層複雑化しています。そして、移籍を阻む最大の要因は、息子ブロニーとの「父子鷹」だったのです。
マブスが示した厳格な条件
ESPNのデイブ・マクメナミン記者が木曜日、ESPN Radio 710で報じたところによると、「ダラスはレブロンについて、買い取り状況でのみ興味を示すと聞いている」とのことです。これは、レブロンがフリーエージェントになった場合にのみ、マーベリックスが獲得に乗り出すという意味です。
この報道は、レブロンの代理人であるリッチ・ポールがESPNに対して行った声明を受けてのものです。レブロンが週末に5260万ドルのプレイヤーオプションを行使した後も、レイカーズへのコミットメントには条件が付いていることを示唆していました。
「レブロンはチャンピオンシップを争いたいと思っています。彼はレイカーズが将来に向けて構築していることを知っており、それを理解していますが、現実的に優勝できる可能性を重視しています」とポールは語っています。40歳になったレブロンは、4度のNBA王者でありながら、さらなるタイトルに飢えています。
レイカーズへの圧力とマブスの魅力
今週、レイカーズはチャンピオンシップレベルのロスターでレブロンをサポートするようプレッシャーを受けています。月曜日にはドリアン・フィニー=スミスがヒューストン・ロケッツと契約することで合意し、ロサンゼルスは打撃を受けました。その後、センターのディアンドレ・エイトンとリザーブフォワードのジェイク・ラレイビアを獲得しましたが、2018年にフランチャイズに加入して以来1度のチャンピオンシップしか獲得していないレブロンを満足させるには十分かどうかは疑問です。
一方、マーベリックスはレブロンにとって魅力的な着地点となる可能性があります。カイリー・アービングとアンソニー・デイビスとのつながりがあるからです。レブロンはクリーブランドでアービングと、ロサンゼルスでデイビスとチャンピオンシップを獲得しており、5度のオールスター、4度のNBA王者であるクレイ・トンプソンとも合流することになります。
マーベリックスのロスターは現在、全体1位指名のクーパー・フラッグがヘッドラインを飾っており、レブロンと同様にオールラウンドなフォワードです。
息子ブロニーとの父子鷹が最大の障壁
しかし、マクメナミン記者によると、マーベリックスがレブロン獲得に興味を示すには、レイカーズが彼の契約を買い取る必要があります。レブロンはレイカーズとの契約にノートレード条項を持っているため、もしトレードを望むなら、行き先をコントロールできます。
ところが、マクメナミン記者はレブロンがレイカーズを離れることに疑問を呈しています。「これをもっと取り上げるべきです。十分に注目されていないと思います。彼の息子がレイカーズにいるのです。息子から離れるトレードを求めるでしょうか?」
マクメナミン記者は、レブロンとブロニーをパッケージでトレードすることは、両者の契約コストを考えると困難であることを強調しました。父と息子が同じチームでプレイするという史上初の「父子鷹」が、皮肉にもレブロンの移籍を阻む最大の要因となっているのです。
現在の状況では、レブロンがレイカーズに留まる可能性が高そうですが、チャンピオンシップへの渇望と息子との絆の間で揺れ動く伝説的プレイヤーの決断に、NBA界全体が注目しています。
引用:YAHOOSPORTS

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