NBAサマーリーグ2日目、カリフォルニア・クラシックで衝撃的なパフォーマンスが続出しました。特に注目を集めたのは、レイカーズのコール・スワイダー(26歳)です。なんと2試合連続で10本中7本成功(成功率70%)という異次元の数字を叩き出し、ヒート戦では20得点を記録してチームの103-83での大勝に貢献しました。
2022年のドラフト外から這い上がってきたスワイダーは、身長203センチのフォワードとして、特にミッドレンジからの正確なシュートで存在感を発揮。約60分間の出場でターンオーバーをわずか3つに抑えるなど、プレーの質も際立っています。レイカーズは3年前に一度チャンスを与えた選手を、改めて評価し直している状況です。
若手の新星が続々登場!サマーリーグが発掘する次世代スター候補
スパーズのデビッド・ジョーンズ=ガルシア(23歳)も見逃せません。ウォリアーズ戦で14本中9本成功という高確率を記録し、試合最多の25得点をマーク。Gリーグのメキシコシティでルーキーシーズンを過ごした彼は、外からのシュートもリムへのアタックも自在にこなすマルチレベルオフェンスを披露しました。
ただし、2試合で9個のターンオーバーという課題も浮き彫りに。この部分を改善できれば、NBAでの定着も十分に期待できる逸材です。
ドラフト外ガードのLJ・クライヤーも大きなインパクトを残しました。前日はベンチから8得点と控えめでしたが、この日は先発起用に応えて23分未満で5本の3ポイントシュートを決め、19得点を記録。大学時代から「純粋な3ポイントマークスマン」として知られていた彼の武器が、サマーリーグでも健在であることを証明しました。
レイカーズが見出した「隠れた宝石」の可能性
特に注目すべきは、スワイダーの安定感です。2試合連続で同じシュート成功率を記録するのは偶然ではなく、実力の証明と言えるでしょう。26歳という年齢は若手とは言えませんが、NBAを渡り歩いてきた経験値が、プレーの安定感として現れています。
レイカーズはレブロン・ジェームズの年齢を考慮し、即戦力となる選手を探しています。スワイダーのようなミッドレンジを確実に決められるフォワードは、現代NBAでは貴重な存在です。3ポイント偏重の時代だからこそ、ミッドレンジという「忘れられた武器」が新たな価値を生み出す可能性があります。
サマーリーグが示すNBAの未来図
「シュートが上手すぎることはない」という考えを持つチームにとって、クライヤーのような選手は垂涎の的です。たとえドラフトで指名されなくても、特化した能力があれば十分にNBAで生き残れることを、これらの選手たちが証明しています。
ジョーンズ=ガルシアのようなGリーグ出身選手の活躍も、育成システムの充実を物語っています。メキシコシティという新たな拠点から、国際的な才能がNBAへと羽ばたく道筋が確立されつつあります。
サマーリーグはただの若手のお披露目会ではありません。スワイダーのように何度もチャンスを掴もうとする選手、クライヤーのようにドラフト外から這い上がる選手、ジョーンズ=ガルシアのように国際的な経験を積んだ選手。それぞれが独自の物語を持ち、NBAという夢の舞台への切符を掴もうと必死に戦っています。
今後のサマーリーグで、これらの選手がどのような成長を見せるのか。特にスワイダーが3試合目も70%のシュート成功率を維持できるのか、大きな注目が集まります。
引用:NBA.com

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