【WNBA注目】ダラス・ウィングスの若手軍団がペイジ・ビューカーズの強力な脇役に！ルーキー4人先発の歴史的快挙

WNBAパワーランキングで最も注目を集めているのが、ダラス・ウィングスの若手選手たちの急成長です。木曜日のフェニックス・マーキュリー戦では、ルーキー4人＋3年目のリー・ユエルという先発ラインナップを組み、オールスター3人を擁するマーキュリー相手に互角以上の戦いを見せました。ペイジ・ビューカーズを中心とした若いチームが、WNBAの未来を暗示する歴史的なパフォーマンスを披露しています。

ダラスの未来が今ここに到来

ウィングスは相次ぐ怪我によりベテラン選手を欠く中、若手選手たちの真価が明らかになってきました。すべての決断はビューカーズを最適化するために行われるべきで、ルーキーたちは彼女のプレイスタイルに見事にマッチしています。

JJクィナリーとアジアハ・ジェームズは、ペースの速いプレイを展開し、ボールを持った時の判断が迅速です。クィナリーは成功・失敗に関わらず常にテンポを押し上げ、ジェームズはシュートかドライブかを即座に判断する能力に長けています。

ルイーザ・ガイゼルソーダーは、ハーフコートでより慎重なアプローチを取りますが、スクリーンとハンドオフの有効なパートナーです。ビューカーズとガイゼルソーダーのペアは、ビューカーズの他のどのコンビネーションよりも高いトゥルーシューティング成功率を記録しています。

歴史的な数字を叩き出したマーキュリー戦

フェニックス戦でのダラスの勝利は、複数の歴史的記録を樹立しました：

• ルーキーが72得点を記録：1999年以来、WNBAチームのルーキーによる最多得点
• 3人のルーキーが15得点5アシスト以上：リーグ史上初の快挙

序列は明確で、ベテランがいない今、ビューカーズがチーム最高の選手であり、経験豊富な選手に遠慮する必要がありません。クィナリー、ジェームズ、若いビッグマンたちは自分たちの立場を理解し、ビューカーズを通してプレイしています。

試合終盤のジャンプボールで、ビューカーズがクィナリーに「行け」と指示すると、クィナリーはボールが到着する前からその場所に向かって走り始めるほどの連携を見せています。

ナリッサ・スミス・トレードの恩恵

ウィングスはナリッサ・スミス・トレードで思わぬ恩恵を受けました。これにより戦力を積み上げながら、将来の中核となる選手たちに出場時間を確保できました。ルーキーたちのパフォーマンスを見ると、8月7日のトレード期限までにさらに多くのベテランを放出することも価値があるかもしれません。

ミネソタ：ダイアモンド・ミラーの時代到来

カーリー・サミュエルソンが足の怪我でシーズン絶望となった今、ミネソタのシェリル・リーブ・ヘッドコーチはダイアモンド・ミラーを信頼せざるを得ません。ナティシャ・ヒーデマンだけではベンチガードとして不十分で、20歳のアナスタシア・コスはプレイオフまでに準備が整わないでしょう。

ミラーは2024年に怪我で先発の座をブリジェット・カールトンに奪われて以降、36試合中わずか8試合でダブルディジットの出場時間を記録したのみでした。サミュエルソンの離脱以降、ミラーは平均13分の出場時間を得ています。

ミラーはまだナフィーサ・コリアーとの連携に慣れていませんが、速攻では絶対的な破壊力を発揮します。セットディフェンス相手でも、リンクスの誰よりもバスケット攻撃の迫力があります。

シアトル：ドミニク・マロンガ vs ブリアナ・スチュワート

マロンガは2016年以来のシアトル最高位ドラフト指名選手です。現在と過去の対決を見ることで、シアトルは将来への希望を抱いています。

リバティ戦では10分の出場に留まりましたが、マロンガは全国放送で存在感を示しました。多くのルーキーはスチュワートを押しのけてフェイドアウェイシュートを決めることはできませんが、マロンガはそれを成し遂げました。7分間で11得点7リバウンドを記録し、チームの6点リードを19点まで押し上げました。

今週のルーキー：マカイラ・ティンプソン（インディアナ・フィーバー）

ディワナ・ボナーがウェイブされ、ダミリス・ダンタスがブラジル代表でアメリカカップに参加し、ブリアナ・ターナーが不調な中、ティンプソンはステファニー・ホワイト・ヘッドコーチが信頼するベンチビッグマンとなっています。

ティンプソンは守備で高いモーターを維持し、ケイトリン・クラーク欠場中のフィーバーは守備に依存せざるを得ませんでした。彼女は非常に破壊的で、スクリーンを高い位置で迎撃し、ボールハンドラーをペリメーターに押し出し、ルーズボールの行方を的確に予測します。

今シーズンのフィーバーで最高のオン・オフ差（100ポゼッション当たりプラス12.4）を記録しており、その価値はすべて守備端から生まれています。

注目の一戦：ダラス vs インディアナ

日曜日午後1時（東部時間）、ESPN+で放送されるダラス対インディアナ戦は見逃せません。ウィングスは過去7試合で5勝を挙げ、フィーバーはコミッショナーズカップ決勝で見せたように守備面で手応えを掴み始めています。

しかし、最大の注目ポイントは、ペイジ・ビューカーズとケイトリン・クラークがWNBA選手として初めて対戦する可能性があることです。大学時代の最後の対戦では、ムービングスクリーンの判定がクラークとホークアイズの全米決勝進出を助け、クラークがダラスでの初戦を欠場していたため、過去2人の全体1位指名選手がコートで対峙する瞬間への期待は高まっています。

リーグの未来を担う2人の顔がどのような対戦を見せるか、注目が集まります。

引用:YAHOO!SPORTS