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【完全解説】チーム・クラーク vs チーム・コリアー!2025年WNBAオールスター全メンバー決定&史上初のコーチトレードの全貌

2025年WNBAオールスタードラフトで、歴史に残る瞬間が生まれました。インディアナ・フィーバーのケイトリン・クラークとミネソタ・リンクスのナフィーサ・コリアーの両キャプテンが、史上初のコーチトレードを成立させ、さらに注目の選手たちを次々と指名。7月19日にインディアナポリスで開催される一戦は、これまでにない盛り上がりを見せることになりそうです。

チーム・クラーク:地元フィーバー3選手が同じチームに!夢の布陣が実現

クラークが最初に選んだのは、誰もが予想した通り、チームメイトのアリヤ・ボストンでした。「彼女とは素晴らしいケミストリーがある」とクラークが語るように、2人のコンビネーションは今季のフィーバー躍進の原動力となっています。

【チーム・クラーク】

スターター:

  • ケイトリン・クラーク(フィーバー/キャプテン)
  • アリヤ・ボストン(フィーバー/第1指名)
  • サブリナ・イオネスク(リバティ/第3指名)
  • アジャ・ウィルソン(エース/第5指名)- 3度のMVP受賞者
  • サトウ・サバリー(マーキュリー/第7指名)

リザーブ:

  • ケルシー・ミッチェル(フィーバー/第10指名)- 3度目のオールスター
  • ギャビー・ウィリアムズ(ストーム/第12指名)
  • ソニア・シトロン(ミスティックス/第14指名)- ルーキー初選出
  • キキ・イリアフェン(ミスティックス/第16指名)- ルーキー初選出
  • ジャッキー・ヤング(エース/第18指名)
  • ケイラ・ソーントン(バルキリーズ/第20指名)

ヘッドコーチ:サンディ・ブロンデロ(リバティ)

クラークは地元フィーバーの全3選手を自チームに集結させることに成功。特に注目は、リザーブ選択の最初でチームメイトのケルシー・ミッチェルを指名したことです。さらに、ワシントン・ミスティックスのルーキー2人(シトロンとイリアフェン)を獲得し、若手の勢いも取り込みました。

チーム・コリアー:UConn同窓会&ライバル・リースも加入の話題性抜群チーム

コリアーは第2指名で、UConn時代のチームメイトで現在はビジネスパートナーでもあるブリアナ・スチュワートを選択。「一緒にプレーする機会を逃すなんて考えられない」とコリアーが語った通り、2人の絆の深さが表れた瞬間でした。

【チーム・コリアー】

スターター:

  • ナフィーサ・コリアー(リンクス/キャプテン)- リーグ得点王(24.5点)
  • ブリアナ・スチュワート(リバティ/第2指名)- 7度目のオールスター
  • アリーシャ・グレイ(ドリーム/第4指名)
  • ネカ・オグウミケ(ストーム/第6指名)- 10度目のオールスター(歴代3位タイ)
  • ペイジ・ブエッカース(ウィングス/第8指名)- 今年のドラフト1位ルーキー

リザーブ:

  • コートニー・ウィリアムズ(リンクス/第9指名)
  • スカイラー・ディギンズ(ストーム/第11指名)
  • エンジェル・リース(スカイ/第13指名)- 「ミーバウンズ」の愛称で指名
  • アリッサ・トーマス(マーキュリー/第15指名)- トリプルダブル記録保持者
  • ケルシー・プラム(スパークス/第17指名)
  • レイン・ハワード(ドリーム/第19指名)

ヘッドコーチ:シェリル・リーブ(リンクス)

コリアーは**「ミーバウンズ」(リバウンドの女王)の愛称でエンジェル・リース**を第13指名で獲得。クラークとリースの因縁の対決が、今度は敵味方に分かれて実現することになりました。

史上初のコーチトレード!選手たちが仕掛けた前代未聞の交渉劇

ドラフト後、両キャプテンは選手のトレードについて交渉しました。クラークは最初、サバリーとスチュワートの交換を提案。これによりブロンデロ監督がリバティの選手2人(スチュワートとイオネスク)を指導できるようにしようとしました。

しかしコリアーは、ボストンとスチュワートの交換を逆提案。これにクラークは「ノー」と即答し、選手トレードは実現しませんでした。

代わりに実現したのが、コーチの交換という前代未聞の取引でした。本来はリーグ最高成績のリンクスのリーブ監督がクラークのチームを、2位のリバティのブロンデロ監督がコリアーのチームを指導する予定でしたが、両者の合意により入れ替わることに。

ブロンデロ監督は「私が取引された!歴史を作った!」と大興奮。普段指導しているイオネスクと、スーパースターのクラークを同時に指導できることに喜びを隠せませんでした。

注目ポイント:クラーク vs リース、そしてルーキー3人の活躍

今回のドラフトで最も話題となったのは、大学時代からライバル関係にあるクラークとリースが別チームになったことです。リースはコリアーに第13指名され、因縁の対決が実現することになりました。

また、ルーキー3人(ブエッカース、シトロン、イリアフェン)がオールスターに選出されたのは2011年以来14年ぶりの快挙。特にブエッカースは、ドラフト全体1位ルーキーとして6人目のオールスタースターターという歴史的な記録を達成しました。

ファン投票は記録的な数字!クラーク効果でWNBAの人気爆発

クラークは129万3526票という驚異的な得票数でファン投票1位に。これは昨年のアジャ・ウィルソンの9万5860票と比較すると、実に13倍以上という衝撃的な増加です。コリアーも117万6020票を獲得し、2人だけで昨年の全選手合計票数を上回りました。

7月19日(土)午後8時30分(東部時間)から、ゲインブリッジ・フィールドハウスで開催されるオールスターゲーム。地元インディアナポリスで、フィーバー3選手を擁するチーム・クラークと、話題性抜群のチーム・コリアーが激突します。史上初のコーチトレード、因縁のライバル対決、そして次世代スターたちの競演。2025年のWNBAオールスターゲームは、間違いなく歴史に残る一戦となるでしょう。

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