ニューヨーク・リバティのブリアナ・スチュワートが、チームに与えられた4日間の休養について「本当に必要だった」と切実な思いを語りました。7度目のオールスター選出を果たした彼女にとって、これが最後の息をつくチャンス。なぜなら、7月18-19日のオールスターブレイク中も試合に出場するからです。
「素晴らしい休養だった」頷きながら語る疲労の蓄積
火曜日のエース戦(87-78で勝利)から日曜日のドリーム戦まで4日間の休養を得たリバティ。現在13勝6敗で3位につけるチームにとって、貴重な充電期間となりました。
休養が必要だったかと聞かれたスチュワートは、強く頷きながら「ええ、ええ」と答えました。
「休養日は素晴らしかった。レオ(レオニー・フィービッヒ)とJJ(ジョンケル・ジョーンズ)が最初に離脱してから、本当に厳しい期間が続いていたから。うまくいけば、すぐに全員が戻ってくるでしょう」
過密日程の現実「8月末まで狂ったようなスケジュール」
新たに44試合制となったWNBAのスケジュールは、選手たちに過酷な負担を強いています。
スチュワートが明かした今後の日程:
- オールスター後はバックトゥバックが2回
- レギュラーシーズン終了(9月11日)まで週3-4試合
- 7月末から8月にかけては「かなり狂った」スケジュール
「こんな休みはシーズンの残りではもうないと思う」とスチュワートは語り、貴重な休養の重要性を強調しました。
怪我人続出!主力4人が離脱する緊急事態
リバティは開幕9連勝というフランチャイズ記録を樹立しましたが、その後は過去10試合で6敗と苦戦しています。
現在の離脱者リスト:
- ジョンケル・ジョーンズ:足首の悪化で10試合欠場
- レオニー・フィービッヒ:ドイツ代表でのユーロバスケット参加で7試合欠場(7月初旬に復帰)
- イザベル・ハリソン:膝の問題
- ナターシャ・クラウド:股関節の問題
ブルックリンでの地域貢献「1万7000-8000人が応援してくれる」
木曜日、スチュワートはブルックリンの食料不安に直面する住民のために、セント・ジョンズ・ブレッド&ライフで食事配布とサイン会を行いました。
エプロンを着けてフードトラックの窓から食事を手渡し、ファンと写真を撮るスチュワート。彼女の言葉には、コミュニティへの深い感謝が込められていました。
「ここに来てから、本当にコミュニティに影響を与えたいと思っていました。特に今は試合に1万7000から1万8000人が応援に来てくれる。コミュニティが本当に私たちを支えてくれています」
守備の再構築が鍵「全員が同じページに」
この休養期間中、リバティが重点的に取り組んでいるのは守備の改善です。
「私たちが注目しているのは守備です。全員が同じページにいることを確認しています。誰が出場可能かによって異なるラインナップになるので、練習でそのケミストリーを構築しています」
スチュワートは、限られたロスター規模の中で、すべてをシャープに保つ必要があると強調しました。
連覇への道のりは険しい「ベスト・オブ・7」の新フォーマット
ディフェンディング・チャンピオンとして連覇を狙うリバティですが、今年からWNBAファイナルがベスト・オブ・7形式に変更されるなど、さらなる挑戦が待ち受けています。
「オールスターブレイクまであと2試合。両方とも必要です」
スチュワートの言葉には、休養の大切さを理解しながらも、目の前の試合に全力を注ぐプロフェッショナルとしての覚悟が表れていました。過密日程と怪我人続出という困難な状況の中、リバティの連覇への道のりは決して平坦ではありません。
引用:YAHOO!SPORTS

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