インディアナ・ペイサーズが、アイザイア・ジャクソン(23歳)と3年2100万ドル(約31億5000万円)で再契約を結んだことが明らかになりました。ESPNのシャムズ・チャラニアが報じたこの契約により、昨年11月1日にアキレス腱断裂という大怪我を負ったジャクソンは、2027-28シーズンまでペイサーズでプレーすることになります。
わずか5試合で終わった2024-25シーズン、それでも信頼を勝ち取る
ジャクソンの昨シーズンは悪夢のような形で終わりました。開幕からわずか5試合の出場で、11月1日にアキレス腱を断裂。シーズンの大部分を棒に振ることになりました。
しかし、ペイサーズはこの若きセンターの可能性を見限ることはありませんでした。むしろ、3年間という長期契約を提示することで、回復と成長への期待を示したのです。
ジャクソンのキャリア統計:
- 2021年ドラフト:1巡目指名(ケンタッキー大学出身)
- 2023-24シーズン:60試合出場、平均6.4得点、4.0リバウンド
- 平均出場時間:約13分
- ポジション:センター/パワーフォワード
まだ23歳という若さを考えれば、アキレス腱断裂からの完全復活は十分に期待できます。
ルーキー延長を拒否した賭けが功を奏す
興味深いのは、ジャクソンが昨年秋にルーキー延長契約を拒否していたことです。これは大きなリスクを伴う決断でした。なぜなら、その直後にアキレス腱断裂という重傷を負ったからです。
通常、このような大怪我を負った選手の市場価値は大きく下がります。しかし、ジャクソンは結果的に年平均700万ドルという、ベンチプレーヤーとしては十分な契約を勝ち取りました。
この契約が示すもの:
- ペイサーズの長期的なビジョンへの信頼
- ジャクソンのポテンシャルへの評価
- チームとの相互信頼の証
4年目でついに飛躍のチャンスを掴む
2021年のドラフトから4シーズンが経過しましたが、ジャクソンはまだ一貫したスターターになれていません。しかし、この新契約は彼にとって新たなスタートを意味します。
ペイサーズは昨季、東カンファレンス・ファイナルまで進出した上昇チーム。若手中心のロスターの中で、ジャクソンのような身体能力の高いビッグマンは貴重な存在です。
特に現代NBAでは、リムプロテクターとしての役割と、スイッチできる機動力を併せ持つセンターの需要が高まっています。ジャクソンはまさにそのタイプの選手です。
アキレス腱断裂という選手生命を脅かす怪我から復活し、ドラフトしてくれたチームと長期契約を結ぶ。これは単なるビジネスの話ではなく、相互の信頼と期待が生み出した美しいストーリーでもあります。
2025-26シーズン、完全復活を遂げたジャクソンがコートで躍動する姿を見られることを期待しています。23歳のビッグマンにとって、本当のキャリアはこれから始まるのです。
引用:YAHOO!SPORTS

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