日曜日のインディアナポリスで、WNBAファンが待ち望んだ瞬間がついに訪れます。ケイトリン・クラーク(インディアナ・フィーバー)とペイジ・ベッカーズ(ダラス・ウィングス)が、プロとして初めて直接対決するのです。過去2年のドラフト全体1位指名選手同士の激突は、ABCでの全米中継が決定。「WNBAの次なる偉大なライバル関係」の始まりとなるかもしれません。
試合情報:
- 日時:7月13日(日)東部時間午後1時
- 会場:ゲインブリッジ・フィールドハウス(インディアナポリス)
- TV:ABC(全米中継)
- ストリーミング:fubo
クラークがスランプ脱出を狙う!シュート成功率37.6%の苦境
6月末のダラスでの対戦では、クラークが鼠径部の負傷で欠場。フィーバーは94-86で勝利しましたが、両エースの直接対決は実現しませんでした。
クラークの今季成績:
- 平均16.9得点、8.6アシスト、4.9リバウンド
- フィールドゴール成功率:37.6%(キャリアワースト級)
- 3ポイント成功率:28.7%(深刻なスランプ)
水曜日のバルキリーズ戦で復帰したクラークですが、シーズンを通じて苦しんでいるシューティングスランプからの脱出が急務です。昨季後半にはMVP候補トップ5に入る活躍を見せただけに、その実力を取り戻せるかが注目されます。
ベッカーズは急成長!6月以降は平均20.2得点のエース級
一方のベッカーズは、シーズン序盤の苦戦から見事に立ち直りました。
ベッカーズの6月11日以降の成績:
- 平均20.2得点、4.7アシスト
- チーム成績:過去9試合で5勝4敗と改善
ウィングスは開幕1勝11敗という最悪のスタートでしたが、ベッカーズの成長と共に着実に上昇。さらに、オールWNBAスターのアリケ・オグンボワレが左親指の負傷から復帰予定で、この注目の一戦に間に合う見込みです。
フィーバーとウィングス、それぞれの目標
インディアナ・フィーバー(10勝10敗)
- オールスターブレイク前の残り3試合で勢いをつけたい
- ケルシー・ミッチェル(平均19.2得点)、アリヤ・ボストン(平均16.2得点、8.1リバウンド)の好調を活かす
- プレーオフでの上位シード獲得が目標
ダラス・ウィングス(6勝15敗)
- 今季のプレーオフは現実的に厳しいが、将来への基盤作り
- ベッカーズとオグンボワレのコンビネーション構築
- 若手のJJ・クイナリーが直近4試合で大活躍
両チームの状況は対照的ですが、それがかえってこの対戦を興味深いものにしています。優勝を狙うフィーバーと、未来を見据えるウィングス。そして、その中心にいる2人の若きスーパースター。
日曜日のゲインブリッジ・フィールドハウスは、WNBAの新時代を告げる舞台となるでしょう。クラークとベッカーズ、どちらが「初対決」を制するのか。全米が注目する歴史的な一戦が、まもなく始まります。

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