ネカ・オグウミケが悲痛な叫び「気分悪い！」オールスターでチームメイトと敵同士に…ウィリアムズとは対戦拒否宣言

シアトル・ストームのネカ・オグウミケが、7月19日にインディアナポリスで開催される2025年WNBAオールスターゲームでの「悲劇」について、ユーモアたっぷりに語りました。チームメイトのギャビー・ウィリアムズと敵同士になることが決まり、「気分が悪い（I’m sick）」と冗談交じりに嘆いたのです。

ストーム3人娘が引き裂かれた！涙のドラフト結果

今季絶好調のストームを支える3人のオールスター選手が、まさかの形で分断されることになりました：

チーム・コリアー（ナフィーサ・コリアー主将）

• ネカ・オグウミケ
• スカイラー・ディギンズ

チーム・クラーク（ケイトリン・クラーク主将）

• ギャビー・ウィリアムズ

優勝を目指して素晴らしいケミストリーを築いてきた3人が、オールスターという晴れ舞台で敵味方に分かれる運命に。記者会見でオグウミケは、ウィリアムズとの対戦について次のように語りました：

「気分が悪いわ。彼女をガードなんてしない」

2016年のMVPでWNBAチャンピオンでもあるオグウミケの、この冗談めかした発言に会場は笑いに包まれました。

「私のシャイラ、私のシャイラ…」ディギンズの反応も話題に

記者会見でオグウミケの隣に座っていたウィリアムズは、ディギンズの反応についても明かしました。

「ディギンズは『私のシャイラ、私のシャイラ』って言ってた」

これは、俳優タイリース・ギブソンが娘の親権争いで感情的になった有名な動画を引用したもの。チームメイトと離れ離れになる悲しみを、ユーモアで表現したのです。

「迷子の子犬みたいになりそう」初オールスターのウィリアムズ

キャリア初のオールスター選出となるウィリアムズ（28歳）は、複雑な心境を語りました：

「正直、ただ参加できることが嬉しい。でも向こうのチームで迷子の子犬みたいになりそうで緊張する。彼女たちについて回って、いろいろ教えてもらうつもりだったのに」

さらに興味深いことに、ウィリアムズはUConn大学時代のチームメイトで、現在は「Unrivaled」の共同創設者であるナフィーサ・コリアーとブリアナ・スチュワートとも対戦することになります。

「すべての瞬間を楽しみにしている。でも変な感じになるだろうね」

より強い絆が生まれるかもしれない特別な経験

ストームの3人にとって、このオールスターは忘れられない経験となるでしょう。普段は息の合ったプレーを見せる3人が、一時的とはいえ敵同士として戦うことで、むしろ彼女たちが過去2年間で築いてきた絆の価値をより深く理解することになるかもしれません。

「気分が悪い」と言いながらも、オグウミケの表情には笑顔が浮かんでいました。これこそが、競争心と友情が共存するプロスポーツの美しさなのかもしれません。

7月19日、ゲインブリッジ・フィールドハウスで繰り広げられる「ストーム内戦」。ファンにとっても、選手たちにとっても、特別な一日になることは間違いありません。

引用:YAHOO!SPORTS