シカゴ・スカイのエンジェル・リース(23歳)が、土曜日のミネソタ・リンクス戦で歴史的なパフォーマンスを披露しました。19得点11リバウンドという素晴らしいダブルダブルに加え、4アシスト2スティールを記録し、チームの87-81での勝利に大きく貢献。この活躍により、WNBA史上最速で40回のダブルダブルを達成するという偉業を成し遂げました。
史上最速記録を2つ同時に樹立!止まらない快進撃
リースが樹立した記録は一つだけではありませんでした:
- 史上最速40回のダブルダブル達成(Polymarket Hoops調べ)
- 単一シーズン250リバウンド最速到達
シーズン序盤の低調なスタートから完全に復活したリース。過去数試合での好調ぶりが、ついに歴史的な記録として結実しました。
この勝利により、スカイは今季7勝13敗まで成績を改善。過去5試合で3勝を挙げており、プレーオフ進出への希望が見えてきました。
「ボルチモアのドームみたい」故郷を思い出す熱狂
試合後、リースは自身のプレーで観客が熱狂する動画をシェアしながら、感動的なコメントを投稿しました:
「今日はボルチモアのドームにいるみたいだった。IYKTYK(If You Know Then You Know=分かる人には分かる)、完全にブラックトップの雰囲気」
ボルチモア出身のリースにとって、「ドーム」は特別な意味を持つ場所。地元の熱狂的なバスケットボール文化を象徴する聖地で、そこでの雰囲気をシカゴのウィントラスト・アリーナで再現できたことは、彼女にとって格別な喜びだったのです。
「ブラックトップ」とは、アスファルトのバスケットボールコートを指すストリート用語。つまり、プロの舞台でありながら、故郷のストリートボールのような生々しい熱気を感じたということです。
ファンの熱狂が生み出すポジティブな循環
リースがシェアした動画では、彼女のプレーに対してファンが総立ちで歓声を送る様子が映し出されています。この熱狂的な雰囲気こそが、チームに勢いをもたらしているのです。
2度のオールスター選出を誇るリースは、単に個人記録を更新するだけでなく、チーム全体の士気を高める存在となっています。特に最近の好調ぶりは、チームメイトにも好影響を与えており、スカイ全体に「楽観的な空気」が流れているといいます。
23歳という若さで、すでにWNBAの歴史に名を刻んだリース。しかし彼女にとって最も嬉しいのは、記録そのものよりも、故郷を思い出させるような熱狂的なファンの前でプレーできることなのかもしれません。
「分かる人には分かる」―リースの言葉通り、バスケットボールの真の喜びを知る者同士が共鳴し合う瞬間。それこそが、数字以上の価値を持つ、本当の勝利なのです。
引用:YARDBARKER

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