試合展開
試合は序盤、アトランタ・ドリームが完全に主導権を握りました。ドリームは前半で最大19点差をつけ、ニューヨーク・リバティを圧倒。スター選手のライアン・ハワードを怪我で欠く中、チーム一丸となったプレーで、42-31と11点リードで前半を折り返しました。
しかし後半に入ると、リバティが驚異的な追い上げを見せます。特に第3クォーター終盤、レオニー・フィービッヒの連続3ポイントシュートでついに逆転に成功。その勢いのまま迎えた第4クォーターでも、リバティは12-2のランで一気にドリームを突き放し、試合を決定づけました。最終的に79-72でリバティが勝利し、今シーズンWNBA最大となる19点差からの歴史的な逆転劇を完成させました。
注目選手とスタッツ
この試合、逆転の立役者となったリバティの選手がスタッツでも際立ちました。
- レオニー・フィービッヒ(NY): キャリアハイとなる21得点を記録。勝負どころでの3ポイントシュートを含む高確率なショットでチームを勢いづけました。
- ブレアナ・スチュワート(NY): 18得点、10リバウンドのダブルダブルを達成。攻守にわたるリーダーシップで、大逆転勝利の土台を築きました。
- アリーシャ・グレイ(ATL): チームトップの16得点を挙げ、ドリームの序盤の猛攻を牽引しました。
- ブリトニー・グライナー(ATL): 10得点、10リバウンドを記録し、ドリーム移籍後初のダブルダブルを達成しました。
試合後のコメント
試合後、リバティのサンディ・ブロンデロヘッドコーチは、前半の劣勢を覆したチームの精神的な強さを称賛しました。特に、キャリア最高の活躍を見せたレオニー・フィービッヒのパフォーマンスに触れ、「彼女のショットが我々に流れを引き寄せ、勝利への扉を開いてくれた」と高く評価しました。
また、殊勲のフィービッヒは、「チームメイトとコーチが私を信じ続けてくれたおかげです。厳しい状況でも、チーム全員が勝利を諦めていなかった」と語り、チーム一丸となってつかんだ勝利であることを強調しました。大黒柱のブレアナ・スチュワートも、「今日の勝利は、我々がどんな逆境からでも戻ってこられるチームであることを証明した」とコメントし、自信をのぞかせました。

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