サンアントニオ・スパーズのファンが待ち望んでいた瞬間がついに訪れました。ビクター・ウェンバンヤマが、右肩の深部静脈血栓症から完全に回復し、バスケットボール活動への復帰が正式に許可されたのです。
フランスの新聞「レキップ」の独占インタビューで、ウェンバンヤマは喜びを爆発させました。「正式に復帰が許可されました!つい数時間前(7月11日金曜日)にスパーズの医療スタッフから青信号をもらったばかりです。ふぅ、やっとまたバスケができる!」
2月に診断されて以来、約5ヶ月にわたる治療とリハビリを経て、ついに完全復活の時を迎えたのです。
46試合で幕を閉じた2年目シーズン 血栓症という予想外の敵
2024-25シーズン、ウェンバンヤマは順調にNBAでの2年目をスタートさせていました。しかし2月、右肩の深部静脈血栓症という診断が下され、シーズン残りの全試合を欠場することになったのです。
血栓症は血管内に血の塊ができる病気で、アスリートにとっては非常に危険な状態です。適切な治療を受けなければ、最悪の場合、生命に関わることもあります。スパーズは慎重を期して、ウェンバンヤマを完全にシャットダウンしました。
結果的に、彼の2年目シーズンは46試合で終了。これはルーキーイヤーの71試合から大幅に減少し、ファンにとっても本人にとっても悔しいシーズンとなりました。
しかし、この期間は決して無駄ではありませんでした。体をゆっくり休め、治療に専念できたことで、より強く、より健康な状態で戻ってくることができたのです。
サマーリーグに姿を見せたウェンビー!ドラフト2位のディラン・ハーパーを視察
復帰許可が下りる直前の7月13日、ウェンバンヤマはラスベガスで行われているNBAサマーリーグに姿を見せました。マーベリックス対スパーズの試合に、第2クォーター開始直後というファッショナブルな遅刻で登場。
しかし、彼の真の目的は別にありました。ドラフト2位指名が確実視されているディラン・ハーパーと、1位候補のクーパー・フラッグの対戦を視察することだったのです。
ベン・ゴリバー記者は「ビクター・ウェンバンヤマがディラン・ハーパー対クーパー・フラッグを観戦するために会場入り」とツイート。将来のチームメイトになる可能性が高いハーパーのプレーを、じっくりと観察していました。
この行動は、ウェンバンヤマがすでに来シーズンに向けて準備を始めていることを示しています。チームの未来を担う若手選手たちのプレーを直接確認し、どのようにチームを作っていくかを考えているのでしょう。
新たなスパーズの時代へ!フォックス、ハーパー、ウェンビーのビッグ3誕生か
スパーズは今オフシーズン、ディアロン・フォックスをトレードで獲得し、ドラフトでディラン・ハーパーを指名する見込みです。これにウェンバンヤマを加えた新ビッグ3の誕生は、リーグ全体に衝撃を与えることでしょう。
予想されるスパーズの新スターティング5:
- PG:ディアロン・フォックス(新加入)
- SG:ディラン・ハーパー(ドラフト2位予定)
- SF:デビン・ヴァッセル
- PF:ハリソン・バーンズ
- C:ビクター・ウェンバンヤマ
このラインナップが実現すれば、スパーズは一気に優勝候補に名乗りを上げることができるかもしれません。フォックスのスピードとハーパーの得点力、そしてウェンバンヤマのリム・プロテクション。攻守両面で圧倒的な力を発揮することが期待されます。
引用:HOOPSHYPE

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