WNBAで最も口が悪い選手は誰か?The Athleticが実施した匿名選手アンケートで、衝撃的な結果が明らかになりました。引退したダイアナ・タウラシに代わる「最凶トラッシュトーカー」の座に輝いたのは、コネチカット・サンのアリッサ・トーマスでした。
2025年シーズン開始から約40人のベテラン選手に聞き取り調査を実施。全13チームから回答を得た今回のアンケートでは、選手たちが本音で語る貴重な証言が飛び出しています。
「笑顔で毒を吐く」トーマスの恐ろしさを選手たちが告白
トーマスのトラッシュトークについて、ある選手は戦慄の証言をしています。
「彼女は笑顔でクソみたいなことを言うんだ。それがマジでサイコなんだよ。彼女はクレイジーだ」
別の選手も「みんな知ってるよ、ATがクソみたいなことばかり言うって。私は彼女をガードしてないのに、私にまでクソみたいなことを言ってくる」と、トーマスの容赦ない姿勢を明かしました。
「彼女はいつも何か言ってる。常に話してるんだ」という証言も。トーマスのトラッシュトークは、相手を選ばず、止まることを知らないようです。
興味深いことに、トラッシュトーカーとしての評判があるケイトリン・クラークとエンジェル・リースは、それぞれ1票以下しか獲得していません。プロの世界では、まだまだベテラン勢の存在感が圧倒的なようです。
実力で黙らせる!アシスト王の圧倒的パフォーマンス
トーマスが恐れられる理由は、その口の悪さだけではありません。彼女はトラッシュトークを実力で裏付けているのです。
2025年シーズンのトーマスの成績:
- リーグトップの平均9.5アシスト
- トリプルダブル達成(今季3人のみ)
- チームの司令塔として活躍
タウラシと同じく、実力でも相手を圧倒するからこそ、彼女のトラッシュトークは効果的なのです。相手がやられた後に、さらに言葉で追い打ちをかける。これがトーマス流の心理戦です。
2位にはダラス・ウィングスのマリーナ・マブレーがランクイン。「彼女はいつもWNBAの小競り合いの中心にいるか、その周辺にいる」という評価を受けています。
MVP最有力はコリアー!ウィルソンと接戦の頂上決戦
同じアンケートで「現在最高の選手は誰か」という質問も行われ、ミネソタ・リンクスのナフィーサ・コリアーとラスベガス・エーセスのアジャ・ウィルソンが接戦を繰り広げました。
コリアーについて、ある選手は「ゲームを楽に見せる選手が大好きなんだ。彼女のフットワークは信じられないレベル」と絶賛。別の選手も「今の彼女のプレーと、止めることの難しさは異次元」と語っています。
コリアーの2025年シーズン成績:
- リーグトップの平均23.6得点
- チーム成績18勝4敗(リーグ最高)
- 攻守両面でリーグ最高のレーティング
一方、3度のMVPを誇るウィルソンについては「私たちはアジャがやっていることを普通だと思ってしまっている。でもそれは普通じゃない」という声が。彼女の圧倒的なパフォーマンスが、もはや当たり前になってしまっているという皮肉な状況を表しています。
WNBAの新時代到来!若手vsベテランの構図が鮮明に
今回のアンケート結果は、WNBAが転換期を迎えていることを示しています。タウラシの引退により、リーグの顔ぶれが変わりつつある中、トーマスのようなベテランがまだまだ存在感を示す一方で、クラークやリースといった若手も着実に力をつけています。
特に注目すべきは、トラッシュトークという「精神的な戦い」の分野で、まだベテラン勢が圧倒的な強さを見せていること。これは単なる口の悪さではなく、長年の経験に裏打ちされた心理戦の技術なのです。
トラッシュトークの女王として君臨するアリッサ・トーマス。彼女の存在は、WNBAがただの技術だけでなく、メンタルゲームも重要な要素であることを改めて証明しています。笑顔で毒を吐く彼女のスタイルは、今後も多くの選手たちを悩ませ続けることでしょう。
引用:YAHOO!SPORTS

WNBA FAN BLOG運営者/バスケットボールジャーナリスト
WNBA・NBAをこよなく愛し、バスケットボール歴30年以上。特にWNBAの魅力を日本に広げるため、2025年5月に WNBA FAN BLOG をスタートしました。試合結果や選手情報だけでなく、独自の視点による戦術分析や選手インタビュー、海外ニュースの速報翻訳まで幅広くカバーしています。
現在、日本国内では数少ないWNBA専門メディアとして、最新ニュースをどこよりも速く正確にお届けすることをミッションにしています。
得意分野
試合分析・戦術解説
選手のデータ分析(EFF、PER など)
海外ニュース速報翻訳(英語 → 日本語)
サイト目標
日本最大の WNBA 情報ポータルサイト構築
日本のバスケットボールファンコミュニティ作り
関連 SNS アカウント
X(Twitter):@WNBAJAPAN
フォローしてWNBA の最新情報をキャッチしてください!