試合展開
試合は、新鋭ゴールデンステートが20-16とリードして第1クォーターを終えるも、フェニックスが第2クォーターに逆転し、36-32で前半を折り返すシーソーゲームとなりました。後半、ゴールデンステートが再逆転し58-51とリードを奪って最終クォーターに突入。一進一退の攻防が続く中、残り6.9秒でヴァルキリーズのジャネル・サラウンがジャンプショットを決め、77-76と土壇場で逆転に成功します。しかし、マーキュリーは最後のポゼッションでアリッサ・トーマスがファウルを獲得。残り0.9秒、トーマスが2本目のフリースローを冷静に沈め、78-77と再逆転。劇的な幕切れでマーキュリーが勝利を収めました。
注目選手とスタッツ この試合、勝利したマーキュリーは主力の欠場をチーム力でカバーしました。
- アリッサ・トーマス(PHO): 17得点、6リバウンド、11アシスト。決勝点を含む勝負強さでチームを牽引しました。
- デワナ・ボナー(PHO): ベンチから出場し、16得点、7リバウンドを記録。ベテランの勝負強さを見せつけました。
- キャスリン・ウェストベルド(PHO): 14得点、3ポイントシュート4本を成功させ、貴重なアウトサイドシュートを供給しました。
- ベロニカ・バートン(GSV): 17得点、6アシスト、3ポイントシュート4本とヴァルキリーズを牽引しましたが、一歩及びませんでした。
- ティファニー・ヘイズ(GSV): 15得点、3ポイントシュート4本と、アウトサイドからチームを支えました。
試合後のコメント
試合後、フェニックス・マーキュリーのネイト・ティベッツHCは、主力のサトゥ・サバリーとカーリア・カッパーを欠く中での劇的な勝利を「チームの総合力」と評価しました。試合前から「選手が出たり入ったりする中でチームはまだ成長過程にある」と語っていましたが、その言葉通り、トーマスを中心としながらも、ベンチから出たボナーや、他のロールプレイヤーがステップアップして勝利を掴んだことに大きな手応えを感じている様子でした。
一方、あと一歩のところで勝利を逃したゴールデンステート・ヴァルキリーズの選手たちは、フランチャイズ史上最も悔しい敗戦の一つに肩を落としました。試合を通して奮闘しただけに、最後のワンプレーで勝利が手から滑り落ちたことに、言葉少なでした。

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