チェルシー・グレイ放出でラスベガスが大型補強?コネチカットの決断に注目
WNBAトレードデッドライン(8月7日)が迫る中、シーズン中のトレードは極めて稀ですが、もし実現したら興味深い3つの大型トレード案が浮上しています。
1. マリーナ・メイブリー(コネチカット・サン)→ ラスベガス・エイシズ
プレーオフ進出の可能性が消滅したコネチカット・サンから、今季平均14.3得点、4.3リバウンド、3.8アシストを記録するメイブリーがラスベガスへ移籍する可能性があります。
エイシズは「古いロックバンドのよう」と評されており、新しいものは提供できないものの、彼らがヒット曲を演奏すると過去の栄光を思い出させます。エイジャ・ウィルソンという世代を代表する才能を擁しながら、現在のチーム構成では彼女の才能を無駄にしているとの批判も。
このトレードでは、エイシズがチェルシー・グレイと2026年のセカンドラウンド指名権をサンに送ることになるでしょう。グレイは依然として優れた選手ですが、衰退期に入っています。メイブリーの加入でエースが復活し、サンは将来への準備を進められる、双方にメリットのある取引となる可能性があります。
ベッカーズとの共存に失敗?オグンボワレのシカゴ移籍で両チームが再出発
2. アリケ・オグンボワレ(ダラス・ウィングス)→ シカゴ・スカイ
紙の上では興奮させるペイジ・ベッカーズとアリケ・オグンボワレのコンビですが、ダラスでは成功に結びついていません。オグンボワレは今季終了後に無制限フリーエージェントとなるため、何も得られずに彼女を失う前に価値を得る最後のチャンスです。
スカイも今季は期待外れで、スターバックコート選手を欠いています。オグンボワレの平均16.1得点は、シカゴの攻撃的な問題を解決する助けになるでしょう。
シカゴはアリエル・アトキンスと2026年のファーストラウンド指名権(フェニックス・マーキュリーから獲得)を提供する可能性があります。ダラスは2026年のドラフトで追加の指名権を獲得し、地元ダラス出身のアトキンスがより良いフィットになる可能性も探れます。
プレーオフ進出を狙うスパークスがベンチ強化、アレン獲得で勝負に出る
3. レベッカ・アレン(シカゴ・スカイ)→ ロサンゼルス・スパークス
これは大きな動きではありませんが、スパークスにとって重要な補強となる可能性があります。プレーオフ進出を狙うLAは、ベンチからの攻撃的な生産性を切実に必要としており、アレンがそれを提供できるでしょう。
ロサンゼルスがエマ・キャノンと2026年のセカンドラウンド指名権を送れば、アレン獲得には十分でしょう。この動きはスカイを必ずしも強くしませんが、次のドラフトで若い才能を獲得する新たなチャンスを与えます。
これらのトレードが実現する可能性は低いものの、各チームの現状を打破し、プレーオフレースに新たな風を吹き込む可能性を秘めています。8月7日のデッドラインまで、リーグ全体の動向から目が離せません。

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