8月1日、ジョージア州カレッジパークのゲートウェイセンターアリーナで開催されたWNBA一戦で、アトランタ・ドリームがフェニックス・マーキュリーを96-72で圧倒的に破りました。この勝利により、ドリームは17勝11敗、マーキュリーは16勝11敗となりました。
試合展開
試合は開始直後からアトランタ・ドリームが主導権を握りました。第1クォーターでドリームは驚異的な攻撃力を見せつけ、フィールドゴール成功率62%、3ポイントシュート8本中11本を決めて34得点を記録しました。この8本の3ポイントシュートはフランチャイズ記録に並ぶ快挙でした。一方、マーキュリーは23得点に留まり、序盤から大きく水をあけられました。
第2クォーターもドリームの勢いは止まらず、グレイが前半だけで16得点、4本の3ポイントシュートを決める活躍で、ハーフタイム時点で58-42とリードを16点に広げました。
第3クォーター開始直後、ドリームは9-0のランでリードを67-42と25点差まで拡大し、マーキュリーが第3クォーターで最初のバスケットを決めるまでに6分30秒を要するほど完全に試合をコントロールしました。第3クォーター終了時点でドリームは84得点、12本の3ポイントシュートを決めていました。
第4クォーターはすでに勝負が決した状況で、ドリームが最終的に24点差での大勝を収めました。
注目選手とスタッツ
アトランタ・ドリーム
- グレイ: 26得点(キャリアハイの7本の3ポイントシュート成功)、8/12のフィールドゴール、7/9の3ポイントシュート
- ヒルモン: 18得点、9リバウンド(今シーズン初スタート)
- ジョーンズ: 16得点、8リバウンド
- コールドウェル: 14得点(シーズンハイ)
- カナダ: 11アシスト(チームトップ)
フェニックス・マーキュリー
- コッパー: 19得点(チームトップ)
- トーマス: 12得点、10リバウンド(WNBAキャリア通算2,579リバウンドでリーグ歴代13位に到達)
試合後のコメント
試合後の公式発表によると、グレイは今シーズン7回目の25得点以上を記録し、そのうち今回のパフォーマンスが特に印象的でした。第1クォーターだけで14得点を挙げたのは彼女のキャリアにおいて1クォーター最高得点記録となりました。
また、グライナー(首の負傷)とハワード(左膝負傷)が欠場したことで、ドリームは若い選手たちが活躍する機会を得ました。特にヒルモンの今シーズン初スタートでの18得点、9リバウンドの活躍は大きな意味を持ちました。
マーキュリーは過去6試合で5敗目を喫し、苦しい状況が続いています。一方でドリームは過去5試合で4勝目を挙げ、勢いを保っています。
この試合は、ドリームの爆発的な攻撃力とチーム一丸となった戦いぶりが際立った一戦となりました。

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