8月3日、イリノイ州シカゴのウィントラストアリーナで行われたWNBAの一戦で、フェニックス・マーキュリーがシカゴ・スカイを83-67で圧倒し、スカイに今シーズン最長となる8連敗を喫させました。
試合展開
第1クォーターは両チームともに苦しい立ち上がりとなりました。マーキュリーは25本中わずか5本(20%)というフィールドゴール成功率に苦しみ、スカイが19-13とリードを奪いました。
しかし第2クォーターで状況が一変します。マーキュリーは15本中12本(80%)という驚異的なシュート成功率を記録し、一気に流れを引き寄せました。カーレア・カッパーが10得点を挙げ、チームは10個のオフェンシブリバウンドと17ファストブレイク得点を記録。ハーフタイムには42-34と逆転に成功しました。
第3クォーターでマーキュリーは完全に試合を支配します。16本中10本のシュートを成功させ、リードを最大24点まで広げました。中間の2つのクォーターで56-32という大差をつけたマーキュリーは、その後も安定したプレーで勝利を確実なものにしました。
最終的にマーキュリーは30ファストブレイク得点を記録したのに対し、スカイはわずか3得点に終わりました。
注目選手・スタッツ
フェニックス・マーキュリー
- アリッサ・トーマスが10得点、10リバウンド、10アシストのトリプルダブルを達成。マーキュリーでは2度目、レギュラーシーズンでは13度目のトリプルダブルでした
- カーレア・カッパーがチーム最多の25得点
- サミ・ウィットコムが11得点
- チーム全体でファストブレイク得点30-3、ペイント内得点46-34で圧倒
- 主力のサトウ・サバリーは個人的な理由で欠場
シカゴ・スカイ
- エリザベス・ウィリアムズが13得点、15リバウンドのダブルダブル
- ミケーラ・オニェンウェレが13得点
- カミラ・カードソが12得点、10リバウンド
- エンジェル・リースは腰の故障で2試合連続欠場(過去5試合で4試合欠場)
- リバウンドで40-45、ペイント内得点で34-46と劣勢
姉妹対決となったマディ・ウェストベルド(スカイ)とキャスリン・ウェストベルド(マーキュリー)の2度目の対戦も注目されました。マディは22分で9得点、キャスリンは6分で無得点でした。
試合後のコメント
マーキュリーのネイト・ティベッツヘッドコーチは金曜日のアトランタ戦でサバリーを後半ベンチに座らせた理由について「彼女は必要なエネルギーをもたらさなかった」と説明していました。また、「オールスターブレイク以降、私たちは一歩遅れています。確実にスランプに陥っています。どれだけ競い続け、戦い続けたいかを見つける必要があります」とコメントしていました。
この勝利により、マーキュリーは17勝11敗となり、2連敗と最近6試合で5敗というスランプから脱出。一方、スカイは7勝21敗でリーグワースト2位の成績となり、今シーズン最長の8連敗を喫しました。
試合には7,081人のファンが来場し、両チームの熱戦を見守りました。

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