アトランタ・ドリームは8月10日、フェニックスのPHXアリーナで行われたフェニックス・マーキュリーとの一戦を74-66で制し、シーズン最長の5連勝を達成しました。しかし、第3クォーター終盤にジョーディン・カナダが右脚を負傷し、担架で運ばれる痛ましい場面もありました。
試合展開
第1クォーター序盤、ブリオナ・ジョーンズのレイアップで36-19と大きくリードを広げたドリームでしたが、マーキュリーも黙っていませんでした。前半残り時間でマーキュリーは15-3のランを決め、ハーフタイムには39-34と5点差まで迫りました。
第3クォーター残り3分35秒、デワナ・ボナーのフリースローでマーキュリーが48-46とリードを奪います。しかし、ジョーンズがフリースローで同点に追いつくと、カナダが3ポイントシュートを決め、ドリームが再びリードを奪い返しました。その後、マーキュリーは一度もリードを奪うことができませんでした。
最終的にドリームは74-66で勝利し、5連勝を達成。シーズン3-0でマーキュリーとの対戦を終えました。また、2018年以来となるシーズン20勝を達成しました。
注目選手・スタッツ
アトランタ・ドリーム
- アリーシャ・グレイ:17得点、5リバウンド、5アシスト、1スティール
- ブリオナ・ジョーンズ:15得点、11リバウンド、4アシスト、4ブロック(シーズンハイのブロック数)
- ナズ・ヒルモン:13得点、13リバウンド、4アシスト、1スティール(今季3度目のダブルダブル)
- ジョーディン・カナダ:13得点、3スティール、2リバウンド、1アシスト(負傷退場)
フェニックス・マーキュリー
- アリッサ・トーマス:21得点、8リバウンド
- デワナ・ボナー(ベンチから):16得点
両チームともにシュート成功率が低迷し、ドリームは38.5%(3ポイント28.1%)、マーキュリーは34.8%(3ポイント26.1%)に終わりました。
試合後のコメント
ジョーディン・カナダの負傷については、第3クォーター終盤にレイアップを試みた際、右脚に体重をかけられない状態となり、スタッフに抱えられてロッカールームへ運ばれました。カナダは今シーズン開幕前も右膝の負傷で3週間を欠場しており、その後は右脚にスリーブを着用してプレーしていました。
試合後、カール・スメスコヘッドコーチはカナダの状態について記者会見で質問されることはありませんでしたが、チームは彼女を「day-to-day」(日々様子を見る)としており、さらなる検査結果を待っている状況です。
カナダは今シーズン平均11.9得点、3.6リバウンドを記録しており、ドリームのオフェンスを牽引する重要な選手です。また、この試合でキャリア通算2000得点を達成していました。
この勝利でドリームは20勝11敗となり、イースタンカンファレンス2位の座を堅持。一方のマーキュリーは19勝12敗となり、3連勝がストップしました。

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