試合展開
ダラス・ウィングスが8月12日、インディアナ・フィーバーとの接戦を81-80で制し、5連敗にストップをかけました。
第1ハーフでウィングスは最大14点のリードを築きましたが、フィーバーが第2クォーター終盤に9-0のランで追い上げ、ハーフタイムには42-42の同点に持ち込みます。
第4クォーター序盤、ペイジ・ベッカーズからミイシャ・ハインズ=アレンへの見事なラップアラウンドパスから3ポイントが決まり、ウィングスは残り6分38秒で78-61と17点差まで広げました。しかし、ここからフィーバーの猛反撃が始まります。
ダラスはその後、残り2分31秒のユエルによる3点プレーまで、わずか1本のフィールドゴールしか決められませんでした。一方、フィーバーは13連続得点を含む19-3のランで一気に追い上げ、ケルシー・ミッチェルが残り33.4秒に難しいレーンからのショットを決めて逆転に成功します。
しかし、最後の瞬間はドラマチックでした。ベッカーズが残り14秒でフリースローラインからのジャンパーを外し、フィーバーがリバウンドを確保。残り1.7秒でタイムアウトを取った後、ミッチェルが最後のショットを放ちましたが、コーナーからの3ポイントシュートはバックボードの側面に当たり、ウィングスが僅差で勝利を収めました。
注目選手・スタッツ
ダラス・ウィングス
- マディ・シーグリスト:22得点(キャリアハイタイ、6月6日以来の先発)
- リー・ユエル:20得点(ベンチから出場)
- ペイジ・ベッカーズ:16得点、8アシスト(今季26試合全てで2桁得点)
- アリケ・オグンボワレ:右膝の怪我で欠場
インディアナ・フィーバー
- ケルシー・ミッチェル:24得点、3ポイント4本成功
- ナターシャ・ハワード:12得点、12リバウンド(今季8回目のダブルダブル)
- ケイトリン・クラーク:鼠径部の怪我で欠場(今季20試合目の欠場)
- アーリ・マクドナルド、シドニー・コルソン:シーズン終了の怪我
試合後のコメント
この試合は、ウィングスにとって過去13試合で11敗を喫していた苦しい状況からの貴重な勝利となりました。シーグリストの復帰戦での活躍と、ユエルのベンチからの貢献が勝利の鍵となりました。
一方、フィーバーは主力のクラークを欠く中でも粘り強い戦いを見せましたが、最後の一本が決まらず惜敗となりました。チームは現在18勝15敗で、プレーオフ進出に向けて正念場を迎えています。
両チームは今シーズン4度目の対戦を終え、フィーバーが3勝1敗と勝ち越しています。特に注目されたのは、ベッカーズがルーキーシーズンながら全26試合で2桁得点を記録し続けている安定感です。

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