コート内外で存在感を放つルーキーセンセーション
ダラス・ウィングスのルーキー、ペイジ・ベッカーズが8月12日のインディアナ・フィーバー戦で、コート上のプレーだけでなく、試合前のファッションでも大きな話題を呼んでいます。81-80という劇的な幕切れとなった試合でしたが、彼女の大胆なファッション選択が、試合結果以上に注目を集めているのです。
23歳のベッカーズは、コートでのプレースタイルと同様に、ファッションセンスでも独自の道を切り開いています。UConn(コネチカット大学)で全米チャンピオンに輝いた彼女は、WNBAでも早くも存在感を示しています。
直近の試合や成績の詳細
8月12日 ウィングス対フィーバー戦(81-80でウィングス勝利)
ベッカーズのスタッツライン:
- 16得点
- 8アシスト
- 5リバウンド
- 2スティール
特に印象的だったのは、自分自身へのティップパスからチームメイトのマディ・シーグリストへのアシストです。このプレーはシーグリストのバスケットとファウル獲得につながり、ESPNでもハイライトとして取り上げられました。
本来は2度のWNBAオールスター選手、ケイトリン・クラークとの対戦が注目されていましたが、クラークは鼠径部の怪我で欠場。その分、ベッカーズにスポットライトが当たる形となりました。試合後、クラークが審判に向かって叫んでいる姿も目撃されており、フィーバーにとっては悔しい敗戦となりました。
過去との比較や背景解説
ベッカーズのファッションセンスは、WNBAオールスター・ウィークエンドの頃から注目を集め始めました。特に、元チームメイトで現在は恋人とされるアジー・ファッドと共に披露したスタイリングは、多くのファンから絶賛されています。
今回話題となったのは、TOMBOGO(トンボゴ)のGirbogoジーンズ。テラコッタ色(厳密にはオレンジではない)のこのパンツは250ドル(約3万7500円)で販売されており、シンプルな白トップとのコーディネートで大胆なファッションステートメントとなりました。
興味深いことに、ベッカーズのファッションセンスはNFLのスター選手ジョー・バロウと比較されることもあり、「ファッションの双子」とまで呼ばれています。両者ともに、アスリートの枠を超えたファッションアイコンとして注目を集めています。
今後の展望や影響
チーム成績の面では、ウィングスにとっては厳しいルーキーシーズンが続いています。しかし、この勝利により、エンジェル・リースのシカゴ・スカイよりも1勝多い成績となり、わずかながら前進を見せました。
ベッカーズは、コート上でのパフォーマンスとコート外でのファッションセンスの両方で、自身の潜在能力を最大限に発揮しています。今季26試合全てで2桁得点を記録し続けている安定感は、ルーキーとは思えないレベルです。
ファッション面での注目は、女子バスケットボール界全体にとってもプラスとなっています。アスリートが単なる競技者としてだけでなく、文化的アイコンとしても認識されることで、WNBAの認知度向上にも貢献しています。
ベッカーズの存在は、新世代のWNBA選手像を象徴しています。高いプレースキル、強い個性、そしてファッションセンス。これらすべてを兼ね備えた彼女は、リーグの新たな顔として、今後さらに注目を集めることは間違いありません。
試合の劇的な結末よりも、250ドルのテラコッタ色パンツが話題となる。それもまた、現代のスポーツエンターテインメントの一面を表しているのかもしれません。
引用: si.com

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