WNBA史上初となるアメリカ国外での公式戦が、8月15日にカナダ・バンクーバーのRogers Arenaで行われ、アトランタ・ドリームがシアトル・ストームを92-84で下しました。7連勝を達成したドリームは、首位争いで大きく前進する重要な勝利を収めました。
試合展開
第1クォーターから激しい攻防が繰り広げられました。地元に近いシアトルが序盤はリズムを掴みかけましたが、ドリームのディフェンスが徐々に機能し始めます。
第2クォーターに入ると、ドリームのオフェンスが爆発します。ハワードとグレイのコンビネーションが冴え渡り、ハーフタイムまでに48-42とリードを奪いました。
第3クォーターはドリームの時間となりました。特に終盤にハワードが連続で3ポイントシュートを決め、一気に流れを引き寄せます。このクォーターだけで28点を奪い、76-62と大きくリードを広げました。
最終クォーター、ストームも必死の反撃を見せ、一時は8点差まで詰め寄りましたが、ドリームは冷静にゲームをコントロール。最後まで集中力を切らさず、92-84で勝利を収めました。
注目選手・スタッツ
アトランタ・ドリーム
- ライン・ハワード: 28得点、6リバウンド、5アシスト、3スティール(3ポイント5本成功)
- アリーシャ・グレイ: 24得点、12リバウンド、4アシスト(ダブルダブル達成)
- ブリトニー・グライナー: 14得点、9リバウンド、3ブロック
- ブリオナ・ジョーンズ: 12得点、7リバウンド
- マヤ・コールドウェル: 8得点、4アシスト
シアトル・ストーム
- ネカ・オグウミケ: 26得点、11リバウンド(ダブルダブル)
- スカイラー・ディギンズ: 18得点、7アシスト
- ギャビー・ウィリアムズ: 14得点、5リバウンド
- ブリトニー・サイクス: 10得点、3アシスト
- ビクトリア・ヴィヴィアンズ: 8得点
試合後のコメント
勝利を収めたドリームのカール・スメスコHCは、「歴史的な試合で勝利できたことを誇りに思います。選手たちは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。特に第3クォーターの集中力は見事でした」と語りました。
ハワードは「カナダのファンの前でプレーできて光栄です。チーム全員が一丸となって戦えました。この勢いを維持していきたいです」とコメントしています。
一方、敗れたストームのノエル・クインHCは「タフな試合でした。第3クォーターで流れを失ってしまったのが痛かったです。次に向けて立て直していきます」と振り返りました。
この勝利により、ドリームは22勝11敗となり、イースタン・カンファレンス2位の座を固めました。一方のストームは16勝18敗で、プレーオフ争いが厳しくなってきています。

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