試合展開
ラスベガス・エーシズが8月13日、ホームのマイケロブ・ウルトラ・アリーナでニューヨーク・リバティを83-77で下し、5連勝を飾りました。
試合序盤、エーシズが8-2とリードを奪いますが、リバティはメッセマンとジョーンズのインサイドでの活躍により、第1クォーターを24-20でリードして終えました。第2クォーターもメッセマンの勢いは止まらず、ハーフタイムには43-40とリバティがリードを維持していました。
第3クォーターに入ると、試合の流れが大きく変わります。ベンチから出場のジュエル・ロイドが3ポイントシュートを次々と沈め始め、ジャッキー・ヤングも後半に3ポイントプレーを決めて、エーシズが59-58と逆転に成功しました。
第4クォーターは緊迫した展開となりましたが、エーシズはフリースローを確実に決めて勝利を手にしました。第4クォーターだけで22得点中15点をフリースローで稼ぐ堅実な試合運びを見せました。エーシズにとって、2023年8月17日以来となる対リバティのレギュラーシーズンでの勝利となりました。
注目選手・スタッツ
ラスベガス・エーシズ(19勝14敗)
- ジュエル・ロイド:21得点、3ポイント5本成功(ベンチから出場)
- エイジャ・ウィルソン:17得点、16リバウンド(今季15回目のダブルダブル)
- ジャッキー・ヤング:15得点
- チェルシー・グレイ:13得点
ニューヨーク・リバティ(21勝12敗)
- エマ・メッセマン:24得点、10リバウンド
- サブリナ・イオネスク:18得点
- ジョンケル・ジョーンズ:11得点、7リバウンド、5アシスト
- ブリアナ・スチュワート:膝の怪我で欠場
- イザベル・ハリソン:脳震盪で欠場
- ニャラ・サバリー:膝の怪我で欠場
試合後のコメント
ロイドの活躍は特筆すべきもので、キャリア通算26回目となる5本以上の3ポイント成功試合を記録しました。これはWNBA史上3位タイの記録で、現在のヘッドコーチであるベッキー・ハモンと並ぶ偉業です。
ベンチからの出場でありながら、チーム最多得点を記録したロイドの爆発的な活躍が、エーシズの5連勝の原動力となりました。第3クォーター終盤のヤングとの連続3ポイント成功で試合の流れを完全に掴み、第4クォーターのクラッチタイムでも重要なショットを沈め続けました。
一方のリバティは、主力のスチュワートを含む3選手を怪我で欠く厳しい状況でした。メッセマンが孤軍奮闘の活躍を見せましたが、第4クォーターはメッセマンとイオネスクの2人で14点すべてを稼ぐ苦しい展開となり、及びませんでした。
エーシズは攻守にわたる総合力で勝利を収め、プレーオフに向けて勢いを増しています。

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