試合展開
8月21日(現地時間)、ラスベガスのミケロブ・ウルトラ・アリーナで行われたフェニックス・マーキュリー対ラスベガス・エーシズの一戦は、エーシズの圧倒的な勝利となりました。
試合序盤、マーキュリーが3ポイントシュートで先制しましたが、エーシズはすぐに9-5とリードを奪い、第1クォーター終了時には23-17と6点リードで折り返します。キアスタン・ベルの3ポイントシュートがエーシズに勢いをもたらし、7-0のランで第1クォーターを締めくくりました。
第2クォーターに入ると、エーシズは第1クォーターから続く17-1のランで33-18と大きくリードを広げます。マーキュリーは連続で3ポイントを決めて33-24と追い上げましたが、エーシズは前半終了間際に10-5のランで43-29と14点リードで前半を終えました。
第3クォーターも両チームの差は縮まらず、エーシズが59-46とリードを保ちます。第4クォーター序盤、マーキュリーが50-61と11点差まで迫りましたが、エーシズは8連続得点で70-50と20点差まで広げ、勝負を決定づけました。
最終的にエーシズが83-61で大勝し、9連勝を達成。この勝利により、エーシズは23勝14敗となり、順位を5位から3位へとジャンプアップしました。
注目選手・スタッツ
ラスベガス・エーシズ
- エイジャ・ウィルソン:19得点、13リバウンド(今季18回目のダブルダブル)
- ダナ・エバンス:17得点
- ジャッキー・ヤング:12得点
- チェルシー・グレイ:12得点、キャリア通算1000ディフェンシブリバウンド達成
- ナリッサ・スミス:12得点
- チーム全体:5人が12-19得点でバランスの良い攻撃、フィールドゴール成功率46.6%
フェニックス・マーキュリー
- アリッサ・トーマス:17得点、11リバウンド、6アシスト
- サトウ・サバリー:15得点
- カーレア・クーパー:第3クォーターにウィルソンとの接触で負傷退場
- チーム全体:得点61(シーズン最少)、フィールドゴール成功率31%(シーズン最低)、3ポイント成功率18.5%(6/32)
試合後のコメント
エーシズは8月2日のミネソタ戦での111-58という大敗以来、負けなしの9連勝を達成しました。この連勝はラスベガス移転後のレギュラーシーズン最長タイ記録となります。フランチャイズ記録は2012年のサンアントニオ・シルバースターズ時代の12連勝です。
注目すべきは、エーシズのターンオーバーから相手が0得点に終わったことです。これはフランチャイズ史上初めてのことで、2015年以降のリーグ全体でも5回目という稀な記録となりました。
また、エーシズは45試合連続でホームゲームを完売させており、10,460人のファンが詰めかけました。ウィルソンの117回目のキャリアダブルダブルは、WNBA歴代5位の記録です。
マーキュリーはシーズン最少得点と最低フィールドゴール成功率を記録し、完敗となりました。

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