試合展開
2025年9月17日、ニューヨークのバークレイズセンターで行われたWNBAプレーオフ第1ラウンド第2戦で、第4シードのフェニックス・マーキュリーが第5シードのニューヨーク・リバティを86対60の大差で破り、シリーズを1勝1敗のタイに戻しました。
第1クォーターは25-25の同点で終了しましたが、第2クォーターでマーキュリーが爆発します。36-30でリードしていた場面から13-0のランを展開し、残り3分を切った時点で49-30と19点差まで広げました。リバティはナターシャ・クラウドが第2クォーター終了間際にコーナーから3ポイントを決めて51-37と少し差を詰めましたが、前半で14点のビハインドを背負いました。
第3クォーターに入ってもマーキュリーの勢いは止まりません。開始早々6-0のランで20点差まで広げると、リバティは第3クォーター残り1分35秒にエマ・ミーセマンが得点するまで、実に12本連続でシュートを外すという大不振に陥りました。
注目選手・スタッツ
フェニックス・マーキュリー
- サトウ・サバリー:15得点、第2クォーターで10得点(第1戦の2/17FGから見事に復調)
- アリッサ・トーマス:15得点、5リバウンド、第1ハーフで13得点
- カリーア・カッパー:14得点、12得点(前半)
- ディワナ・ボナー:14得点
ニューヨーク・リバティ
- エマ・ミーセマン:11得点(チーム最多)
- ブリアナ・スチュワート:6得点(20分、左膝MCL捻挫からの復帰戦)
- サブリナ・イオネスク:9得点(前半3/11FG)
- スターター陣合計:わずか32得点
試合後のコメント
第1戦で2/17という歴史的な不調だったサバリーは、火曜日の練習で「必ず復調する」と自信を見せていましたが、その言葉通りの活躍を見せました。特に第2クォーターでの10得点は、チームの大量リードに直結する重要な得点となりました。
一方、リバティは第1戦の延長戦で左膝MCLを捻挫したスチュワートが先発出場を果たしましたが、明らかに本調子ではありませんでした。20分の出場で6得点に終わり、チームの大敗につながりました。
試合を観戦していたスパイク・リー、トレイシー・エリス・ロス、スー・バードらセレブリティも、ホームチームの惨敗に落胆の表情を見せました。
勝負の第3戦は金曜日の夜、フェニックスで行われます。どちらが準決勝に進出するか、運命の一戦となります。

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