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エイジャ・ウィルソンが史上初の4度目MVP獲得!WNBAの歴史を塗り替えた圧倒的パフォーマンス

2025年9月21日、WNBA史に新たな1ページが刻まれました。ラスベガス・エーシズのエイジャ・ウィルソンが2025年シーズンのMVPを受賞し、リーグ史上初となる4度目の栄冠を手にしたのです。これまで3度のMVP受賞で並んでいたシェリル・スウープス、リサ・レスリー、ローレン・ジャクソンという偉大な選手たちの記録を、ついに塗り替える瞬間が訪れました。

圧倒的な支持を集めた投票結果

今回の投票では、全米のスポーツライターと放送関係者72名による審査が行われました。ウィルソンは51票もの1位票を獲得し、2位票も21票という圧倒的な支持を受け、合計657ポイントで堂々の受賞となりました。

2位にはミネソタ・リンクスのナフィーサ・コリアーが534ポイントで続きましたが、その差は歴然としています。3位にフェニックス・マーキュリーのアリッサ・トーマス(391ポイント)、4位にアトランタ・ドリームのアリーシャ・グレイ(180ポイント)、5位にインディアナ・フィーバーのケルシー・ミッチェル(93ポイント)が続く結果となりました。

数字が証明する歴史的シーズン

ウィルソンの2025年シーズンの成績は、まさに圧巻の一言です。8年目のシーズンを迎えた彼女は、40試合に出場し、平均23.4得点、10.2リバウンド、3.1アシスト、2.3ブロック、1.6スティールという驚異的な数字を残しました。これらの数値は、彼女のキャリアで2番目に良い成績となっています。

特筆すべきは、2年連続で平均20得点、10リバウンド、2アシスト、2ブロック、1スティール以上を記録したことです。これはWNBA史上、最低15試合出場の条件下で、この基準を達成した唯一の選手という快挙です。さらに、30得点以上を記録した試合が13回というのは、WNBA単一シーズンの新記録となりました。

シュート成功率も素晴らしく、フィールドゴール成功率50.5%、3ポイントシュート成功率42.4%(キャリアハイ)、フリースロー成功率85.5%という高い精度を誇りました。フリースローでは284本を成功させ、これもリーグトップの数字です。

後半戦の驚異的な追い上げ

エーシズは前半戦を11勝11敗の五分で折り返しましたが、後半戦では19勝3敗という驚異的な成績を収め、最終的に30勝14敗でプレーオフ第2シードを獲得しました。特に圧巻だったのは、レギュラーシーズン終盤の16連勝です。これはフランチャイズ記録であり、WNBA史上でも2番目に長い連勝記録に並ぶ偉業でした。

この連勝期間中、ウィルソンは平均26.1得点、12.0リバウンド、2.6アシスト、2.3ブロック、1.6スティールを記録。シュート成功率もフィールドゴール52.7%、3ポイント59.3%、フリースロー88.9%という驚異的な数字を残しています。

個人賞の総なめとプレーオフへの期待

ウィルソンは8月の月間最優秀選手賞を受賞したほか、週間最優秀選手にもリーグ最多の6回(第2週、第6週、第10-12週、第14週)選出されました。これらの受賞歴も、彼女の安定したパフォーマンスを物語っています。

現在、エーシズはWNBAセミファイナルに進出し、インディアナ・フィーバーと対戦中です。4度目のMVP受賞という歴史的快挙を成し遂げたウィルソンが、チームをさらなる高みへと導けるか、注目が集まります。

WNBAの新時代を切り開く存在へ

今回の受賞により、ウィルソンは15,450ドルの賞金とティファニー社製の特別トロフィーを手にしました。しかし、それ以上に重要なのは、彼女がWNBAの歴史に刻んだ足跡です。

身長193cmの恵まれた体格を活かし、攻守両面で圧倒的な存在感を示すウィルソン。7度のオールスター選出という実績も含め、彼女はまさに現代WNBAを代表する選手として、リーグの顔となっています。まだ28歳という年齢を考えれば、さらなる記録更新の可能性も十分にあります。

WNBAは近年、観客動員数や視聴率の向上など、人気が急上昇しています。その中心にいるウィルソンの存在は、リーグ全体の発展にも大きく貢献しているといえるでしょう。史上初の4度目MVP受賞という偉業は、今後も長く語り継がれることになります。

引用: wnba

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