終盤戦で再燃するアシスト王争い
WNBAのレギュラーシーズンもいよいよ大詰めです。そんな中で静かに、しかし確実に盛り上がりを見せているのが、アシストランキングをめぐるケイトリン・クラークとアリッサ・トーマスの一騎打ちです。ここ数シーズン、記録を奪い合ってきた2人が、2026年もまたシーズン終盤で首位を争っている構図を見ると、単なる数字比べ以上のドラマを感じずにはいられません。
直近の数字が語る24差の実像
FIBA女子バスケットボールワールドカップに伴う中断を経て、トーマス擁するフェニックス・マーキュリーは17日、ポートランド・ファイアーとの一戦を94対91で制しました。この試合でトーマスは6アシストを記録し、シーズン通算アシスト数を326まで伸ばしています。
一方のクラークが所属するインディアナ・フィーバーは、リーグ再開後まだ1試合もこなしていない状態です。そのため現時点でクラークのアシスト数は302にとどまり、トーマスとの差は24となっています。フィーバーはこの日の夜、トロント・テンポとの一戦に臨む予定で、いわば「1試合分の貯金」を持った状態と言えます。クラークは今シーズンすでに複数回、1試合で10アシスト以上を記録しており、もしテンポ戦で同様の活躍を見せれば、この差は一気に縮まる可能性があります。なお、アシストランキング3位につけるジョーダン・カナダも289アシストと健闘していますが、トーマスと同じく残り試合数はクラークより1つ少ない状況です。
3シーズンにわたる記録の奪い合い
このクラークとトーマスの争いには、実は積み重ねてきた歴史があります。もともとの記録保持者は2023年にシーズン316アシストを記録したトーマスでした。ところが2024年、ルーキーだったクラークが337アシストという数字でこの記録を塗り替え、大きな話題を呼びました。そして2025年、トーマスがプレーオフの試合中に338アシストを記録し、記録を再び奪還しています。もっとも、この年のクラークは怪我の影響もあって出場が13試合にとどまっており、フェアな比較とは言いにくい面もありました。つまり2026年は、両者が揃って健康な状態でシーズンを戦い抜こうとしている、久々の「フルシーズン対決」ということになります。
残り試合数がもたらす独自の見立て
今後の日程を見ると、マーキュリーはダラス・ウィングス戦を2試合、ラスベガス・エーシズ戦を1試合の計3試合を残しています。一方のフィーバーはテンポ戦のあと、ワシントン・ミスティックス戦、ミネソタ・リンクス戦を2試合とこちらも残り3試合です。単純計算では、トーマスが326からさらにアシストを積み増した場合、2025年に自ら樹立した338という自己ベストに迫る、あるいは上回る可能性も十分にあります。一方のクラークにとっては、24差を逆転してシーズン首位に立つことよりも、まずはテンポ戦でどれだけ差を縮められるかが最初の関門になりそうです。数字だけを見れば僅差ではありませんが、クラークのアシスト力を考えれば、最終盤にかけて目が離せない展開になることは間違いありません。
今後の注目カードと観戦情報
フィーバーとテンポの一戦は18日夜に予定されており、クラークがどれだけアシストを積み上げるかが早速の見どころです。その後もマーキュリー対ウィングス、フィーバー対ミスティックスなど、レギュラーシーズン終盤の直接的な結果がアシスト王争いに直結する試合が続きます。プレーオフ進出争いと並行して、こうした個人記録の行方もあわせて追いかけると、残りわずかとなったレギュラーシーズンをより一層楽しめそうです。
引用:WNBA assist leaders: Caitlin Clark has chance to close gap on Alyssa Thomas in Tempo vs Fever

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