ケイトリン・クラーク

ESPN総合力ランキング2位、現役MVPエイジャに次ぐクラーク評価に広がる波紋

 

ESPNが9月26日に発表した2026年プレーオフ選手ランキングで、クラークは総合2位にとどまりました。1位に選ばれたのは現役MVPのエイジャ・ウィルソンで、5位にはフィーバーのチームメイトであるケルシー・ミッチェルが入っています。順位そのものよりも、この序列を巡ってSNS上で巻き起こった賛否両論の熱量の大きさに、まず驚かされました。

「得点3位」と「総合2位」の食い違い

ESPNのケアリム・コープランド記者はランキングの中で、クラークについて「キャリア最高のシーズンを得点ランキング3位で終え、ミッチェルとともにリーグ最強のバックコートを形成した」と評価しています。2026年シーズンのクラークは、リーグ得点ランキングで3位につけ、得点とアシストの二桁を同時に記録するダブルダブルを14試合で達成、7月17日の試合では45得点10アシストという圧巻のスタッツを残しました。さらにレギュラーシーズン最終日には、アシスト王のタイトルを巡ってアリッサ・トーマスと最後まで数字を争う場面もありました。個人成績だけを見れば文句なしのトップクラスですが、総合評価で1位に届かなかった点に、ファンの不満が集中した格好です。SNS上では「ランキング自体が恥ずかしい」「冗談としか思えない」といった辛辣な投稿から、「リーグ最大のスターの価値を過小評価している」という擁護の声、さらには「大事な場面での物足りなさこそ順位に表れている」という手厳しい指摘まで、評価軸そのものを問い直す議論に発展しています。

過去のランキングでも繰り返されてきた「順位論争」

クラークを巡る評価論争は今回が初めてではありません。今シーズンだけでも、ミッチェルのMVP擁立論やアシスト王争いのたびに、クラーク待望論とファンの本音がSNS上で噴出してきました。過去のプレビュー版ランキングでも1位候補として名前が挙がりながら、実際の発表では2位や3位に据え置かれる展開が続いています。得点力そのもので上回る選手が上位に来る一方、勝敗への貢献度やディフェンス面を含めた総合力を重視する評価軸との間にズレが生じ、同じ構図が毎回繰り返されているのが実情です。ESPNのこの手のランキングは記者陣の合議によって決まるため、個人スタッツを重視する層と、チームの勝敗への貢献度を重視する層とで受け止め方が割れやすい構造そのものが、今回の炎上の土台になっているとも言えます。2026年シーズンはWNBA全体としてもESPN・ABC中継の視聴者数が過去最高を更新したと伝えられており、クラークへの注目度がリーグ人気そのものを押し上げてきた背景も、今回の反発の大きさに影響していると見られます。

プレーオフでの巻き返しが評価を変える鍵に

フィーバーはプレーオフ1回戦でラスベガス・エーシズと対戦します。昨シーズンの準決勝でエーシズに敗れた借りを返せるかどうかが、クラークにとって今回のランキングへの何よりの回答になりそうです。個人スタッツだけでなく、プレーオフという短期決戦でチームを勝利に導けるかどうかが、来シーズン以降の評価を左右する分水嶺になるとみています。ウィルソン擁するエーシズは球団史上4度目の頂点を狙う立場にあり、その相手を初戦から打ち破ることができれば、総合力の評価軸そのものを塗り替えるインパクトになるはずです。ファンの間で議論が過熱するほど、クラークへの期待値の高さも同時に証明されているといえるでしょう。プレーオフという短期集中の舞台でこそ、日々の数字の積み重ねでは測れない勝負強さや勝敗への影響力を示せるかどうかが、今後のクラークの評価そのものを大きく左右していくことになりそうです。

関連情報

フィーバー対エーシズの第1戦をはじめ、2026年プレーオフ1回戦は各カードで順次開催されます。最新の日程や結果、選手たちのコメントは当ブログでも随時お伝えしていきます。

引用:Is Caitlin Clark the Best Player in the WNBA? Fans Clash Over ESPN’s No. 2 Ranking

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