エーシズ戦17点差の完敗に自己採点はF、クラークが野次に放った一喝の夜

 

ラスベガス・エーシズが本拠地マイケロブ・ウルトラ・アリーナでインディアナ・フィーバーを102対85で下し、プレーオフ1回戦(ベスト・オブ・スリー)の第1戦を制しました。試合後に大きな注目を集めたのは、スコア以上に敗れたフィーバーの司令塔ケイトリン・クラークの言動です。チーム全体のパフォーマンスについて自ら手厳しい評価を口にし、さらにコートを去る際には観客席から飛んできた野次に感情をあらわにする場面もありました。エーシズの圧勝という結果だけでなく、その裏側にあったクラークの本音と苛立ちにこそ、このシリーズの行方を占う材料が詰まっているように感じます。

17点差の完敗、乱れた攻撃とクラークの手厳しい自己採点

第1戦はエイジャ・ウィルソンの独壇場でした。19本中15本という高確率のシュートで38得点を挙げ、リバウンド16個、スティール2、ブロック4を記録。守備でも存在感を示し、まさにシーズンMVPを体現するパフォーマンスとなりました。対するフィーバーは、クラークが17本中6本と低調なシュート成績に終わり15得点、アシスト10を記録したものの、ターンオーバーは6個。ケルシー・ミッチェルと合わせたバックコート2人の成績はフィールドゴール33本中わずか10本、ターンオーバー9個という深刻な数字に沈みました。アリーシャ・ボストンが18得点8リバウンドで気を吐いたものの、ジャッキー・ヤングの21得点10アシスト、チェルシー・グレイの14得点8アシストにも押し切られ、エーシズはフィールドゴール成功率約59%、3ポイント成功率も47%という高精度な攻撃を披露。フィーバーの16個のターンオーバーを28得点に変換する容赦ない攻めで試合を決定づけました。試合後、クラークは自軍のプレーについて「私たちのプレーは雑でした」と率直に振り返り、チームの出来を厳しく採点したと伝えられています。

AP表彰を受けたばかりの主役同士、明暗を分けた対照

今回の対戦はタイミングとしても象徴的でした。クラークは今シーズン、怪我で多くの試合を欠場した前年からの復帰を評価され、AP選出のカムバック賞を受賞したばかり。ミッチェルもオールWNBAファーストチームに名を連ねるなど、フィーバーのバックコートは表彰シーズンの勢いそのままにプレーオフへ入る形でした。一方のウィルソンは3年連続、通算4度目となるAP年間最優秀選手に輝いたばかりで、まさに脂が乗り切った状態で第1戦に臨んでいます。表彰式では並んで称えられた面々が、コートに立てばこれほどの差を見せつけられるという事実は、フィーバーにとって重く受け止めるべき現実でしょう。クラークが野次を飛ばした観客に対して声を荒らげた場面も、称賛と結果のギャップに苛立ちを募らせていたことの表れだったのかもしれません。

ゲーム2へ向けた展望、後がないフィーバーの修正力が問われる

シリーズは今後、9月29日にインディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスで行われるゲーム2に移ります。ベスト・オブ・スリー方式のため、フィーバーにとっては後がない一戦です。第1戦で露呈したターンオーバーの多さと、バックコート2人の非効率なシュート選択をどこまで修正できるかが最大の鍵になりそうです。個人的には、クラーク自身が試合後に厳しい自己採点を口にしたこと自体は、悪い兆候ではないと見ています。現状を誤魔化さず直視できるリーダーがいるチームは、ホームの声援を背に修正力を発揮する可能性を十分に持っているからです。ただし、エーシズの守備強度とウィルソンの得点力は簡単に崩せるものではなく、フィーバーには攻守両面での上積みが不可欠です。

今後の試合情報

ゲーム2は9月29日(火曜、現地時間18時30分開始予定)、インディアナポリスのゲインブリッジ・フィールドハウスで開催されます。フィーバーが今シリーズで唯一のホームゲームとなるこの一戦を制せなければ、シーズンはそのまま終了となります。エーシズが連勝でシリーズを終わらせるのか、フィーバーが土俵際で踏みとどまるのか、目が離せない展開が続きます。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/f-caitlin-clark-offers-no-005017261.html

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