リンクスがプレーオフ初戦をリバティに落とした直後、SNS上で一つの投稿が急速に拡散しました。新人ガードのオリビア・マイルズが、フィーバーの二人、ケイトリン・クラークとソフィー・カニンガムについて侮辱的な発言をしたという内容です。結論から言えば、この発言は捏造でした。マイルズがそのような発言をした事実は確認されておらず、複数の主要メディアも同様の報道はしていません。ファン同士の対立を煽るためだけに作られた投稿が、あたかも本人の発言であるかのように一人歩きしてしまった格好で、率直に言って後味の悪い一件だと感じます。
拡散した投稿の中身と、確認された「事実無根」
問題の投稿を行ったのは、”Fever Updates”と名乗るXのアカウントです。投稿は、リンクスがレギュラーシーズン最終戦でフィーバーを86対66で下した試合の直後に現れ、マイルズが音声の聞き取りづらいクリップの中でクラークとカニンガムを揶揄したかのような字幕を付けて拡散されました。しかしヤフースポーツが9月28日に伝えたところによれば、マイルズが実際にそうした発言をした事実は確認されておらず、他の主要メディアも同様の報道を一切行っていません。記事では、このアカウントについて「WNBAのスター選手のファン層同士を対立させることを狙い、意図的に誤情報を広めている節がある」とも指摘されています。1本のクリップが、事実確認のないまま数時間で拡散してしまう現在のSNS環境の危うさを改めて浮き彫りにした形です。
迎えたプレーオフ初陣、そのタイミングで起きた騒動
今回の一件が特に厄介なのは、タイミングの悪さです。マイルズは新人王候補としてシーズンを通じて高い評価を受けてきた選手で、リンクスをレギュラーシーズン6位に押し上げた立役者の一人でもあります。ところがプレーオフ初戦となったリバティ戦では91対75で敗れ、本人のプレーぶりも精彩を欠いたと伝えられたばかりでした。実力で語られるべき初のプレーオフ経験が、事実無根の”暴言”騒動によって上書きされてしまったことは、選手本人にとって見過ごせない不利益だと言えます。WNBAでは今シーズン、クラークを筆頭に一部スター選手を巡るファンダム同士の対立がたびたび話題になってきましたが、今回のように根も葉もない引用が兵器として使われる例は、その中でも一段と悪質なケースと言えるのではないでしょうか。対立の火種になっているのはクラークやマイルズ本人ではなく、あくまで一部アカウントの拡散行動である点も、冷静に見極めておきたいところです。
情報の真偽を見極める難しさと、これから問われるもの
今回の騒動が示したのは、誤情報が広がる速度に、訂正情報が追いつかない現実です。ヤフースポーツによる否定記事が出た時点で、既に元の投稿は多くのユーザーの目に触れた後だったと見られます。個人的には、選手本人やチームが公式に沈黙を貫かざるを得ない状況こそが、こうしたアカウントを勢いづかせている面もあると感じています。マイルズ本人やリンクス球団から今後何らかのコメントが出るのか、また”Fever Updates”のような投稿主に対してリーグやプラットフォーム側が何らかの対応を取るのかは、注目しておきたいポイントです。ファンとしても、真偽不明のクリップを鵜呑みにせず、一次情報に当たる姿勢がこれまで以上に求められる局面だと思います。
今後の見どころ
リンクスはリバティとのベストオブ3の1回戦で0勝1敗と後がない状況に追い込まれています。Game 2は日本時間9月30日に行われる予定で、マイルズがコート上でどのような結果を残すかにも注目が集まります。誤情報に振り回されることなく、彼女自身のプレーが正しく評価される一戦になることを期待したいところです。
引用:https://sports.yahoo.com/articles/olivia-miles-allegedly-calling-caitlin-092811747.html

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