マイケル・ジョーダン

1226万ドル、ジョーダンの「ラストダンス」第3戦ジャージが更新した記録の重み

 

マイケル・ジョーダンが1998年のNBAファイナルで着用したユニフォームが、またしても記録を塗り替えました。第3戦で着用されたジャージが、約1226万ドルで落札されたのです。試合で着たユニフォーム一枚としては、とてつもない金額です。バスケットボールの枠を超えて、一つの時代そのものに値段がついた出来事と言えそうです。

何が売れたのか

Yahoo Sportsによると、今回落札されたのは、1998年NBAファイナル第3戦でジョーダンが着用したユニフォームです。シカゴ・ブルズがユタ・ジャズを破り、ジョーダンにとって6度目で最後の優勝を飾った、あの「ラストダンス」のシーズンのものです。

オークションを開いたのは、ファレル・ウィリアムスが運営するデジタルオークションハウス「Joopiter」です。出品者は起業家のライアン・ゴフ氏でした。落札前の予想価格は1000万〜1500万ドルとされていて、その範囲に収まる形で売買が成立しています。

ESPNの見出しでは、落札額は1226万ドルと伝えられています。Yahoo Sportsの記事では約1230万ドル(900万ポンド)と丸めた表記になっているため、本稿では約1226万ドルとして扱います。

1010万ドルの記録を上回る

それまでの記録は、同じ1998年ファイナルの第1戦のジャージで、1010万ドルでした。この売買は2022年のことです。今回の落札額は、それを約200万ドル上回りました。

同じ年のファイナルの試合で着たジャージが、数年のあいだに記録を更新したことになります。ジョーダンの「ラストダンス」にまつわる品の価値が、時間とともに下がるどころか、上がり続けていることがはっきり見えます。

それでも「最高額」ではない

とはいえ、ジョーダンのジャージが、スポーツの全ジャンルを通した最高額というわけではありません。Yahoo Sportsによれば、試合で着用された品の最高額は、ベーブ・ルースの1932年ワールドシリーズのジャージで、2024年に2410万ドルで落札されたものです。今回の金額は、その約半分にあたります。

私はここに、まだ伸びしろがあるという見方もできると考えています。ジョーダンは6度のファイナルで6度ともファイナルMVPに輝いています。そのなかで最後の優勝シリーズの品が、野球の伝説的な品に次ぐ水準まで来たということです。

今後の展望と独自考察

このニュースが面白いのは、金額の大きさだけではありません。ユニフォームという身近な品が、スポーツの歴史そのものを象徴する資産として扱われ始めている点です。コレクターにとっては、特定の試合、特定の選手、特定のシリーズという三つの条件が重なる品ほど、希少性が高く映ります。1998年のファイナルは、まさにその条件を満たす舞台でした。

私たち日本のファンにとっても、これは遠い世界の話ではありません。ジョーダンは今も世界中のバスケットボールファンにとっての原点であり、八村塁や河村勇輝のようにNBAを目指す世代にとっても、憧れの象徴であり続けています。

今後、同じシリーズの別の試合のジャージが出品される可能性もあります。第2戦以降のものは、今回の結果を受けて、さらに期待が高まるかもしれません。ただし、何が出品されるかは、現時点では何も明らかになっていません。

もう一つ見逃せないのは、「ラストダンス」という物語が、ドキュメンタリーなどを通して世界中のファンに共有されたことです。単なる試合着ではなく、ひとつの物語の一部を所有するという意味合いが、価格を押し上げる大きな要因になっているのでしょう。

関連情報

Joopiterは、スポーツやカルチャーに関する品を扱うデジタルオークションです。当ブログでも、NBAの話題を引き続きお届けします。

引用:https://sports.yahoo.com/articles/jordans-last-dance-jersey-sells-064340789.html

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