ルカ・ドンチッチ

『MVPの話は50試合を過ぎてから』——レディックが貫く沈黙の流儀

 

JJ・レディックHCは、MVPについてシーズンが50試合進むまで語らないと明言しました。ClutchPointsのパオロ・マリアーノ記者によると、この発言はジ・アスレチックのロー・マレー記者が投稿した動画で出たものです。

アンケートに名前がなかったドンチッチ

きっかけは、シーズン前の恒例アンケートの結果でした。MVP候補の1位はビクター・ウェンバンヤマ、2位はニコラ・ヨキッチ、3位はアンソニー・エドワーズで、ルカ・ドンチッチは上位に入りませんでした。レディックHCはこの点を尋ねられても、話題に乗りませんでした。

レディックHCは「メディアで働いていた時に守っていたのと同じルールを守っている」と語りました。続けて「少なくともシーズン50試合を消化するまでは、MVPの話をしたくない」と述べています。

昨季のドンチッチと3年目のレディック

ドンチッチは昨季、ハムストリングのケガで流れが断たれるまで、MVP争いで有力な位置にいました。ハムストリングのケガは、昨季のドンチッチの評価に傷を残しました。今季は健康な状態で試合を重ねて、その評価を取り戻すことがドンチッチに求められます。

レディックHCは42歳で、レイカーズの指揮を執って3年目のシーズンを迎えます。ロスターにはドンチッチとオースティン・リーブスがいます。レイカーズはプレシーズン最終戦を金曜のデンバー・ナゲッツ戦で迎えます。

ヨキッチ、ウェンバンヤマ、エドワーズの3人は、いずれもMVPの議論でたびたび名前が挙がる顔ぶれです。その中にドンチッチの名前がない事実は、レイカーズの内側にいる人間にとって、反応したくなる材料です。それでもレディックHCは、反応しないルールを選びました。

ドンチッチの側から見ても、50試合は成績で語るのに十分な量です。50試合あれば、ハムストリングの状態も、チーム内での役割も、数字ではっきり表れます。アンケートの順位を覆す材料は、ここから積み上がっていきます。

50試合ルールが守っているもの

50試合という基準には、序盤の数字に振り回されない効果もあります。10試合や20試合の数字は、好不調の波で大きく動きます。レディックHCが評価を保留するのは、短期間の数字では選手を測れないという判断が土台にあるからです。

50試合は、82試合のレギュラーシーズンの約61%にあたります。シーズンの6割近くが終わるまでMVPを語らないというルールは、数字が出揃う前の議論を避ける姿勢の表れです。

レイカーズは開幕前にMVPの話題を持ち込まれやすい立場にあります。ドンチッチは昨季MVP争いにいた選手で、順位が出るたびに同じ質問が飛んでくるからです。レディックHCは毎回同じ答えを返せるよう、ルールの形で線を引いています。

ルールを数字で示した点も特徴です。「いつか」ではなく「50試合」と区切ることで、答えを拒むのではなく、答える時期を示しています。

アンケートの結果に反応すれば、レディックHCはドンチッチ個人の評価を巡る話題を自分で広げることになります。語らない選択は、チームが開幕前の課題に集中するための線引きでもあります。レディックHCはメディアで働いていた時期から同じルールを守ってきたと語っており、このルールは今季だけの対応ではなく、一貫した姿勢です。MVPの評価はシーズンの結果で決まり、レディックHCの沈黙はドンチッチの成績で答えを出させる最も確実な方法です。

引用:https://clutchpoints.com/nba/los-angeles-lakers/lakers-news-jj-redick-mvp-rule-2026-27-nba-season

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