試合展開
ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで行われたマーキュリー対スパークスの一戦は、開始直後からスパークスがペースを握りました。
第1クォーター序盤、スパークスはジュリー・アレンマンドやオデッセイ・シムズを中心に連続得点を重ね、25-10と15点のリードを奪いました。 第2クォーターもスパークスのディフェンスが機能し、マーキュリーはシュートが決まらずターンオーバーが続き、前半終了時点で18点差(53-35)を許しました。
しかし後半に入るとマーキュリーは攻守にわたってリズムを取り戻し、第3クォーター開始直後からキャスリーン・ウェストベルトの3ポイントで反撃をスタートさせました。
マーキュリーは第3クォーター序盤に11-2のランを仕掛けると、その後もサトゥ・サバリーらの連続得点でスパークスを圧倒し、同クォーター中盤で58-57と試合をひっくり返しました。
最終クォーターには両チームが互角の攻防を展開しましたが、マーキュリーはラスト2分でのフリースローを確実に沈め、85-80とスパークスを振り切りました。
注目選手とスタッツ
サトゥ・サバリーは24得点・9リバウンド・4スティールとオフェンス・ディフェンス双方で躍動し、チーム最多得点を挙げました。
キャスリーン・ウェストベルトは15得点をマークし、とくに第3クォーター立ち上がりの連続3ポイントが逆転の起点となりました。
キティヤ・ラックサも15得点を記録し、外角シュートで得点を支えました。 ラグランブル時点のチームスタッツではマーキュリーはフィールドゴール42.5%(34/80)で、3ポイントは32.7%(8/24)を記録しました。
一方スパークスではオデッセイ・シムズがチームハイの32得点を叩き出し、37分の出場で5リバウンド・3スティールと奮闘しました。
ケルシー・プラムは15得点・6リバウンドを記録しましたが、フィールドゴール成功率は21.1%(4/19)と振るわず、チーム全体でも第3クォーターに9得点にとどまるなど苦戦しました。
試合後のコメント
試合後、マーキュリーのサトゥ・サバリーは前半は自分たちのバスケットができず苦しかったですが、ハーフタイムで気持ちを切り替え、全員でコートを走り続けた結果がこの逆転につながったと語りました。
キャスリーン・ウェストベルトは今日はチームメイトを信じてシュートを打ちました、特に第3クォーターの3ポイントは流れを変えるために必要だったので、とても大きかったですと振り返りました。
敗れたスパークスのオデッセイ・シムズは大きなリードを守れず悔しいです、第3クォーターは相手の勢いを止められず、自分たちのリズムを取り戻せませんでしたと反省の弁を述べました。
スパークスのリン・ロバーツHCは前半の守備はよく機能していましたが、相手のプレッシャーに対応しきれなかった、映像を見て修正し、次に備えたいとコメントしました。

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