試合展開
カーファースト・アリーナで行われた一戦は、ワシントンが第1クォーターを 27-14 と快調に立ち上がりました。しかし第2クォーターはアリケ・オグンボワレの14得点でダラスが 31-13 と巻き返し、ハーフタイムを 45-40 と逆転して折り返します。後半は一進一退の攻防が続き、第4クォーター残り 4.1 秒、ブリトニー・サイクスがフリースロー2本を沈めて 84-84 の同点に。試合は延長へ突入しました。
オーバータイムは互いに決め手を欠く展開でしたが、残り 12.2 秒、ソニア・シトロンが左ウイングから放ったステップバックのスリーがネットを揺らし 91-88。最後のポゼッションでオグンボワレのロングスリーをシャキーラ・オースティンがブロックし、ホームのミスティックスが激戦を制しました。
注目選手とスタッツ
- ソニア・シトロン:27得点 11リバウンド 2スティール。延長で決勝スリーを沈め、自己最多を更新しました。
- シャキーラ・オースティン:21得点 7リバウンド 2ブロック。終盤はリムプロテクターとして存在感を発揮。
- キキ・イリアフェン:19得点 7リバウンド 6アシスト。ポストからの展開力でオフェンスを牽引いたしました。
- スグ・サットン:15得点 4リバウンド 3アシスト。第4クォーターに 3/3 のスリーで流れを呼び込みました。
- ブリトニー・サイクス:8得点ながらクラッチで同点フリースローを沈め、守備でもオグンボワレを終盤 1/6 に抑えました。
- アリケ・オグンボワレ(ダラス):27得点。前半の猛攻で逆転の立役者となるも、延長では 2 得点にとどまりました。
- ペイジ・ブッカーズ:20得点 9リバウンド 7アシスト。サイズと視野の広さで終始脅威となりました。
- アズアイア・ジェームズ:11得点 6リバウンド。後半に 2 本のコーナースリーで試合を振り出しに戻しました。
試合後のコメント
シトロンは「迷わず打つと決めていました。チームが私を信じてくれたおかげです」と笑顔で振り返りました。オースティンは「延長でも守備の強度を落とさず、リバウンドに全員で絡めたことが勝因」と手応えを語ります。エリック・ティボー HC は「若手が成長し続けている。こういう接戦をモノにできるのは大きい」と選手を称賛しました。
一方、ダラスのラトリナ・ダニエルズ HC は「序盤の立ち遅れと終盤のスリーの守備が悔やまれる。学びを次戦に生かしたい」とコメント。オグンボワレも「最後のショットを決め切れず責任を感じているが、切り替えて前に進む」と前向きな姿勢を示しました。
まとめ
延長戦を制したワシントンは今季 6 勝 8 敗とし、イースト中位へ浮上。シトロンを筆頭に若手の台頭が著しく、チームの底上げが進んでいます。ダラスは 3 勝 12 敗となり、ブッカーズとオグンボワレの二枚看板に続く得点源の育成と終盤のゲームマネジメントが今後の課題です。

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