ロサンゼルス・レイカーズがレブロン・ジェームズ(40歳)に対して衝撃的な冷遇を行っていたことが明らかになりました。ESPNのラモナ・シェルバーンとブライアン・ウィンドホーストの詳細な報道によると、レイカーズはレブロンに延長契約を提示せず、さらに100億ドル規模の球団売却についても事前通知を行わなかったといいます。一方、26歳のルカ・ドンチッチには売却について知らせていたという、あからさまな「世代交代」の構図が浮き彫りになりました。
アンソニー・デイビスとのトレードも「デマだと思った」
レブロンへの冷遇は、今に始まったことではありませんでした。最も衝撃的だったのは、長年の友人でありチームメイトだったアンソニー・デイビスをダラス・マーベリックスにトレードし、ドンチッチを獲得した際の対応です。
レブロンは記者団に対し、このトレードを聞いた時「デマだと思った」と語っています。つまり、レイカーズはこの重大な決定について、チームの顔であるレブロンに事前に知らせていなかったのです。
ESPNによると、レブロンはドンチッチへの深い敬意を持っており、レイカーズがこの取引を行い、できるだけ長く秘密にしておく必要があったことを理解したため、事前通知がなかったことを「許した」といいます。しかし、この出来事は明らかに両者の関係に亀裂を生じさせました。
延長契約なし、5260万ドルのオプション行使に込められた不満
6月下旬、レブロンは2025-26シーズンの5260万ドル(約79億円)のプレーヤーオプションを行使しました。しかし、この決定に至るまでの経緯が異常でした。
レブロンのエージェント、リッチ・ポールは次のような声明を発表しました:
「現在勝利することと将来への準備を両立させることの難しさを理解しています。レブロンの人生とキャリアのこの段階で何がベストなのかを評価したいと考えています」
「彼は残されたすべてのシーズンを意味あるものにしたいと考えており、レイカーズはそれを理解し、サポートし、彼にとって最善のことを望んでいます」
この声明の裏には、レイカーズが延長契約について「実質的な議論」を行わなかったという事実があります。つまり、NBA史上最高得点者であり、4度のMVPを獲得したレブロンに対して、レイカーズは来季限りの契約で満足していることを示したのです。
100億ドルの球団売却、26歳には知らせて40歳には知らせず
最も象徴的な出来事は、先月発表されたバス家からマーク・ウォルターへの球団売却でした。売却額は史上最高額の100億ドル(約1兆5000億円)とされています。
驚くべきことに:
- ルカ・ドンチッチ(26歳):事前に通知を受け、SNSで組織を称賛し、オーナーシップの変更を歓迎
- レブロン・ジェームズ(40歳):事前通知なし、公式な反応もなし
2018年にレイカーズに加入して以来、レブロンは常にチームの重要な決定について最初に知る立場にありました。しかし、ESPNの報道が示すように、その時代は終わったようです。
レブロンの実績を振り返れば、この扱いがいかに異常かがわかります:
- NBA歴代最多得点記録保持者
- 21回のオールスター選出
- 3チーム(キャバリアーズ、ヒート、レイカーズ)で優勝
- グローバルな影響力を持つ成功した起業家
このような選手に対して、レイカーズが示している態度は、明確な「レブロン時代の終焉」と「ドンチッチ時代の幕開け」を意味しています。果たしてレブロンは、この冷遇にどう応えるのか。最後のシーズンをレイカーズで終えるのか、それとも…注目が集まります。
引用:YAHOO!SPORTS

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